赤ちゃん教育
頭のいい子は歩くまでに決まる
赤ちゃん教育
頭のいい子は歩くまでに決まる
書籍情報
- 久保田競 久保田カヨ子 著
- 定価:1540円(本体1400円+税10%)
- 発行年月:2015年06月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:356
- ISBN:978-4-478-06559-4
内容紹介
爆発的に売れた「伝説の育児バイブル」がついに復刻。「脳科学おばあちゃん」の0歳育児の決定版。生まれてから1歳までの教育で脳の働きが大きく変わる!神経回路をどうつくり、脳の発達に応じて何をし、何をさせてはいけないのかを脳科学の理論と実践をもとにイラスト2色刷図解!スラスラ読めてすぐ実践できる。
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目次
はじめに ── 親も満足、赤ちゃんも満足する新しい子育て、「赤ちゃん教育」のすすめ
プロローグ ── これからの乱世を生きる「たくましい」人間づくり
(1)育児ほどステキで創造的な仕事はない
(2)生まれた直後から、教育ははじまっている
(3)生後1年間の脳の発達はものすごい
(4)「三つ子の魂百まで」の本当の意味
(5)夫の大脳生理学者が20年後に認めた「妻の積極的育児法」
(6)これからの時代を生きぬく4つの力
(7)「東大でスポーツをしていても、成績優秀で卒業できる」知力と体力
(8)「さきを見る」積極的な育児法
(9)育児書とのつき合い方と“強脳育児術”
(10)歩けるようになるまでの5つの発達段階
第1期 【反射期】 誕生から1カ月半くらいまで──
一日も早く首がすわるように
●この時期についての解説
一日も早く首がすわるために ── 3つの反射
反射の同化 ── 乳首を反射的に吸うことから「積極的に探して吸う」ことへ
2種の眠り ── 十分に眠らせる
スキンシップと「C線維カレス系」 ── あとまで残る「心のふれあい」が与えられる
生後1週間の赤ちゃんの鋭敏な感覚 ── 味や音、色、においのちがいがわかっている
実践篇
(1)初対面、感激のさめないうちに全身検査をしましょう ── 愛情と冷静さをもつ
(2)お母さんの最初の愛情は母乳を与えることです ── 母乳は最良の食品
(3)赤ちゃんにピッタリ合った衣類を与えましょう ── 「なにがいちばんよいか」考える
(4)赤ちゃんをいろいろな生活音に慣らしましょう ── 環境に順応させる
(5)赤ちゃんに積極的に話しかけましょう ── 脳細胞は反応している
(6)赤ちゃんの目はものを見たがっています ── 脳の刺激でできる神経回路
(7)赤ちゃんを見つめてやりましょう ── 注視の訓練
(8)オムツのとりかえは向きあって声をかけましょう ── 機械的にあつかわない
(9)イキむときはマッサージしてあげましょう ── 皮膚を押さえて抑制を起こす
(10)授乳は、添い寝スタイルもしてみましょう ── 授乳法の変化で「C線維カレス系」を刺激
(11)指しゃぶりは、積極的にさせましょう ── この時期の指しゃぶりは問題ない
(12)指あそびをさせましょう ── 「にぎる」ことが、手の基本動作
(13)うつぶせは、生まれてすぐさせてよろしい ── 十分に注意してやりましょう
(14)うつぶせにしてよいのは、迷路反射が起こるときです ── 迷路反射を強化する
(15)寝がえりをさせないように注意しましょう ── 四つ足姿勢の準備
(16)哺乳ビン授乳は、ひとりで飲ませましょう ── 外の世界を知らせる
(17)はじめて声を出したときは声をマネてやりましょう ── “ダンボール育児法”で同じ世界を共有
◉お風呂体操をしましょう
◉オムツ体操をしましょう
第2期 【首すわり期】 1カ月半から3カ月半ごろまで──
首や手足を強くしよう
●この時期についての解説
首や手足を強くするには ── 前頭前野を働かせる
授乳の期待反応 ── 満足感を与えると、赤ちゃんは「やる気」を起こす
赤ちゃんの好奇心 ── ものを見つめることで、外の世界を理解していく
マネる ── 積極的にマネさせて世界をひろげる
多種感覚の連合 ── 目と耳と同時に使うことを覚える
自分の手を見つめる ── 心の発生
見える世界 ── 見る方向で、きき手がわかる
実践篇
(1)赤ちゃんが泣くのは、不快の表現です ── 唯一の自己主張
(2)泣き方のへたな子には、コーチしましょう ── 「休み泣き」のコツ
(3)おもちゃは日常品で十分です ── 「にぎる、つまむ、はなす」を教える
(4)「いない、いない、ばあ」は、脳の前頭前野をきたえます ── 使えば使うほど働く脳
(5)ミルク以外の液体を最初に飲ませる法・ストロー使い ── 上手に飲ませるコツ
(6)「吸いこむ」と「飲みこむ」のちがいを教えましょう ── 口と舌の形のちがい
(7)腹ばい運動を助けましょう ── 筋肉の緊張と弛緩を教える
(8)排便のしつけのはじまり ── 大小便の時間を予測する
(9)手の運動をさせるには、まずお母さん自身がトレーニングを ── 重さの感覚
(10)両手が使えるようにしましょう ── 両手を協調させる
(11)鏡はお母さんと赤ちゃんと同時に見えます ── 自我の芽ばえ
第3期 【腰すわり期】 3カ月半から5カ月半ごろまで──
すわって、手が使えるように
●この時期についての解説
すわって、手が使えるようにするには ── 腰すわり期の目標
「にぎる」と「つまむ」 ── つまめると、きれいな字が書ける
手の訓練 ── 小さなものがつまめるようにトレーニングする
予測することを覚える ── 「さきに起こること」を見ぬく脳の発達
うつぶせと2つの姿勢反射 ── すわり、立つための条件
実践篇
(1)指先でものを「つまむ」ことを教えましょう ── 手を器用に使う基礎
(2)離乳食のスタートは赤ちゃんが教えてくれます ── 食卓に参加させる
(3)新しい食べものを与えるのは「午前中」にしましょう ── 2種類同時に与えない
(4)おしゃぶり、歯がためは、自然食品にしましょう ── スルメ、だし昆布の効用
(5)よく遊び、よく眠り、大声で泣く子が健全です ── 女の子でも大声で泣く子に
(6)リズム感は音楽だけに必要なのではありません ── 五感すべてを使わせる
(7)抱いて寝た子をベッドにおろす5つのコツがあります ── 逆説睡眠(レム睡眠)の応用
(8)泣いているときは、お母さんが仕事をするチャンスです ── 合理的育児を
(9)泣いているとき、抱き上げてはいけない場合もあります ── 泣き方のちがいを覚える
(10)夜泣きのくせは3日以上つづけないようにしましょう ── 近所を気にしない
(11)ひもなしおんぶで赤ちゃんの運動感覚を養いましょう ── ヘルパーをつけて
(12)ひもつきおんぶの効用はいろいろあります ── 赤ちゃんを保護する役目
(13)言葉を教えるには、「決まった言葉」を必ず入れます ── “くり返し刺激”で判断力を養う
(14)外出着と遊び着を決めましょう ── 習慣づけの効用
第4期 【つかまり立ち期】 5カ月半から8カ月ごろまで──
一日も早く、はいまわれるように
●この時期についての解説
一日も早く、はいまわれるようにするには ── 動きを止める学習
人見知り ── 母子の愛情関係、理屈をこえた関係ができる
小さいものをいじって遊ぶ時期 ── 手の動きが確実になる
知能 ── おもちゃの上にハンカチをかぶせてみる
かわいがられていると感じさせる ── 短期記憶をつける法
実践篇
(1)おすわり遊びで力をつけましょう ── 筋肉の持続力をつける
(2)ピョンピョン遊びをしましょう ── 平衡感覚をきたえる
(3)「動くな(ストップ)」の意味をわからせましょう ── 禁止命令語の効用
(4)赤ちゃんの「自由の園」をつくりましょう ── 安全な運動空間の創造
(5)遊びで集中力と思考力をつけましょう ── 教育者としての母親の役目とは
(6)なにに興味をもつかで、将来の性格が見えてきます ── 性格の芽ばえ
(7)歩きやすい条件をつくってやりましょう ── 手助けのしかた
(8)四つ足ハイハイをさせるコツがあります ── 足の力を育てる
(9)つかまり立ち、つたい歩きを助けましょう ── バランスのとらせ方
(10)砂場で目に砂が入ったら、すぐ禁止するように ── 目に異物が入ったら涙で流し出す
(11)嫌いなものでも食べる子に育てましょう ── ゆっくり食べさせる
(12)ステーキに挑戦させましょう ── 吸う食事から、かむ食事へ
(13)“遊び食べ”はさせないようにしましょう ── 本当の「ながら族」に育てる
(14)嫌いなものは、手をかえ品をかえ、食べさせてみましょう ── 食事の工夫
(15)味は舌先で感じます ── 食べものは舌先へ
(16)赤ちゃんが昼寝するとき、一緒に寝ましょう ── 疲れていては健全な育児はできない
第5期 【二足歩行期】 歩きはじめるころ以降──
歩きはじめると、真の知能が芽ばえる
●この時期についての解説
歩きはじめると、真の知能が芽ばえてくる ── 歩くことが大切
お母さんの覚悟 ── 他人と一緒にすごすのが楽しい子に
数と脳 ── 数の概念を教える
実践篇
(1)赤ちゃんは、すぐに止まれないし、あとずさりもできません ── 手を有効に使わせる
(2)禁じたことは、危険が起きなくても、やればしかる ── 禁止の絶対性を体感させる
(3)遅い動作でも、赤ちゃんのプライドを傷つけないように ── 人格の尊重
(4)数学教育のはじまりは、同じものとちがうものの区別から ── 1と2のちがいを覚える
(5)同じように育てても個性があらわれます ── 子どもを観察する
(6)お母さんが寝ぼうでも、早起きに育てられます ── 生活パターンを変えてやる
(7)赤ちゃんから解放されたいと思ったときは ── 育児は“育自”
著者
久保田 競(くぼた・きそう)
1932年、大阪生まれ。
京都大学名誉教授、医学博士。1957年に東京大学医学部卒業後、同大学院に進学。
当時、脳研究の第一人者であった時実利彦教授に師事し、脳神経生理学を学ぶ。大学院3年目に米国・オレゴン州立医科大学に留学。J・M・ブルックハルト教授のもとで、脳科学における世界最先端の研究に従事。
帰国後、東京大学大学院を経て、1967年に京都大学霊長類研究所神経生理研究部門助教授に就任。1973年、同教授に就任し、同研究所所長を歴任する。1996年、定年により退官、同大学名誉教授に就任。
その後、日本福祉大学情報社会科学部教授、同大学院教授を経て、2007年より国際医学技術専門学校副校長に就任、現在に至る。
特定医療法人大道会・森之宮病院顧問。日立製作所中央研究所(旧基礎研究所)顧問。ブレインサイエンス振興財団理事。
2011年、瑞宝中綬章受章。
朝4時半起きで仕事をする「朝活」を50年以上実践。ジョギングは30年以上、毎日続けている。
著書に、『天才脳をつくる0歳教育』『天才脳を育てる1歳教育』『天才脳を伸ばす2歳教育』『天才脳を鍛える3・4・5歳教育』(以上、大和書房)、『あなたの脳が9割変わる!超「朝活」法』(ダイヤモンド社)など多数。
久保田カヨ子(くぼた・かよこ)
1932年、大阪生まれ。
脳科学の権威である京都大学名誉教授・久保田競氏の妻で2人の息子の母。長男が一級建築士、次男が東京大学に合格。
約30年前に、日本における伝統的な母子相伝の育児法を見直しながら、自身がアメリカ在住時と日本で実践してきた出産・育児経験をもとに、夫・競氏の脳科学理論に裏づけされた、“0歳から働きかける”久保田式育児法〈クボタメソッド〉を確立。
テレビなどで「脳科学おばあちゃん」として有名。
2008年、株式会社『脳研工房』を立ち上げ、現在代表取締役。
著書に、累計25万部突破のシリーズ『カヨ子ばあちゃん73の言葉』『カヨ子ばあちゃんの男の子の育て方』『カヨ子ばあちゃんのうちの子さえ賢ければいいんです。』(以上、ダイヤモンド社)、『脳科学おばあちゃん久保田カヨ子先生の誕生から歩くまで0〜1才 脳を育むふれあい育児』(共著、主婦の友社)、監修に、クラシックCD『カヨ子おばあちゃんの元気なクラシック』(エイベックス)などがある。
ズバッとした物言いのなかに、温かく頼りがいのあるアドバイスが好評。全国からの講演依頼もあとをたたない。
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