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あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか

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  • 電子版

あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 津田 久資 著
  • 定価:1540円(本体1400円+税10%)
  • 発行年月:2015年09月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:256
  • ISBN:978-4-478-06517-4

内容紹介

【「頭がいい人」の条件が変わった!】なぜ「学力の壁」を超えられるのか? なぜ「高学歴」でも結果が出ないのか? BCG・博報堂で考えた「勝ち続ける発想力」とは? 研修実績1万人超の「論理思考」人気講師による「勝つための思考レッスン」

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目次

はじめに

第1章 思考のフィールドで勝つ

    マッキンゼーと東大卒の「頭のよさ」はどう違うか?

僕たちはいつも「よく考えた」と誤解する
マーケティング戦略を「考える」とは?/公式に当てはめても「考えた」とは言えない/競合に「勝ち続ける」には、知識では不十分/「学ぶ」ことで獲得した優位は脆い

「考える野蛮人」が跋扈する時代が始まった
いま「思考力のある人材」が密集する業界とは?/「頭がいい人」の条件が変わった!!/「東大卒に勝てる戦場」は存在する

アイデアの戦場は「しまった」が9割である
回避するなら「いちばんくやしい敗北」/どの戦場でも「しまった」が圧倒的に多い/なぜ「できる人」から他社に転職していくのか?

「天才の思考」に近づく、たった1つの冴えたやり方
それでも「アイデアマン」が勝つ理由/スピードが速ければ速いほど、発想の質は高まる/「ボツアイデア」が多い人ほど、クリエイティブである/天才ほど多作であり、駄作の山を築いている

第2章 思考の幅を広げる

    アイデアの「孫悟空」にならない、唯一可能な方程式

「バカの壁」があるから、発想が広がらない
「ゼロベース思考」は単なる理想論である/孫悟空が見落としていた2つのこと/バカとは「自分のバカさ」が見えていない状態

なぜ「狭く考える人」ほど、アイデアが広がるのか?
つい「半径5メートルの発想」に縛られる/狭く、狭く、狭く考える人ほど、発想を広げられる/フレームワーク思考の本質は「意識的に狭く考えること」/「天才に近づく方法」はある

発想量を決める3つの変数 ── 素材→加工→顕在化
「忘れている」には2つの意味がある/3つの要素で発想の質は決まる/結局、「勉強ができるやつ」のほうが有利なのか?

第3章 論理的に考える

    天才に近づく思考法

「書いている」ときだけ「考えていた」と言える
腕組みをして唸るだけでは「考えた」とは言えない/優れた思考力がある人ほど、膨大に書いている/天才ですら書かないと考えられない/「書かずに考える」のは一握りの天才だけ

言葉は「境界線」である ── 虹はなぜ7色か?
言葉はすべてを2つに分ける/じつは虹は7色ではない?/「definition」も「ことのは」も境界線である

磨かれた語彙力は、論理思考力に直結する
論理とは「筋道があること」だけではない/論理の部品がガタガタだと、論理の筋道もグラつく/マッキンゼーのプレゼンは「言葉の使い方」が違う/言葉の力でイノベーションを起こしたホンダ

それでも論理思考が「最強の発想法」だ
論理思考を含めて「4つの発想ルート」が存在する/「イメージ思考」に付随するボトルネック/イチローが「言葉×筋道」なら、長嶋は「イメージ×直感」

第4章 発想率を高める

    広大な砂漠で宝を掘り当てるには?

「うっかり忘れ」を減らす戦略的チェックリスト
「うっかり忘れ」を回避するための習慣/優れたチェックリストに共通する「2つの条件」/いきなり完璧なチェックリストはつくれない/モレを防ぐには、段階的に分けるしかない

ロジックツリーの本質は「論理の筋道×直感の飛躍」
論理思考は「直感」があって初めて完結する/ロジックツリーは本質的に「論理以外」も含む/「直感の力」がないのを嘆くのはムダ/最後は「直感による飛躍」が欠かせない

なぜマッキンゼーは「MECEに考える」のか?
モレてはいけないが、ダブってもいい!?/MECEに整理しただけでは意味がない

「本当によく考えたか」を確実に評価する方法
うまいMECE、ヘタなMECE/「発想が広がったかどうか」を判定する唯一の基準/直感よりもアイデアが広がれば成功/「アイデアを絞る」のは「アイデアを広げる」のほど難しくない

「他人のフレームワーク」で思考の「しまった」を回避
フレームワークがあると「バカの壁」に気づける/ほとんどのフレームワークは「不完全」である

第5章 発想の材料を増やす

    知識の鵜呑み・食わず嫌いを無くす、したたかな戦略

なぜ、知識がある人ほど情報を「集めない」のか?
知識は「総量」よりも「多様性」が肝心/なぜ夏目漱石は「ウィンドウショッピング」を重んじたのか?/徹底的に「受け身」な人ほど知識の「幅」が広がる

「情報流入」の習慣で、データの大海を泳ぎ回れ
北野映画に生きた「因数分解」の情報流入/ウェブ空間は知識の多様性を奪う/情報流入はハイリスク・ハイリータンの投資

単なる知識を「アイデアの種」に深める
「頭から引き出す」にも2つの意味がある/発想とは「加工した知識=アイデア」の顕在化/知識と知識の「結びつき方」はコントロールできない

初めて学ぶときの「WHY?」が知恵のカギ
知恵のある人は「学ぶとき」に工夫している/知識がない人ほど、知恵を持つチャンスは多い/論理思考で「4Pの成り立ち」を考える

第6章 発想の質を高める実践知

    「生兵法」で大怪我をしないために…

ロジックツリーには「3つの型」がある
事象をMECEに分解する3つのツリー/「原因・解決策・要素」で分ける

MECEに考えるときの具体的ステップ──直感→上流→下流
ステップ① ひとまず直感でアイデアを出す/ステップ② 大きなかたまりからMECEに分解/ステップ③ 「下流」からも考えてみる

MECEかどうかを検証する「計算アプローチ」
「何と何の和なのか?」を考える ── 足し算アプローチ/定量的問題の分析に最適な「掛け算」アプローチ/MECEではなくなってしまう分解の仕方/「1つの問題」に対して「複数のツリー」をつくってもいい

言葉の力を高める4つの習慣
力を高めたいなら「意識」を変える/正しい文章をインプットする/箇条書きメモは必ず「ノート化」する/パワーポイントの前にワードを起動する

第7章 〔付論〕結論思考の情報収集術

    なぜあの人の新プロジェクトはコケたのか?

情報収集をする人には「隠れた結論仮説」がある
情報収集においても「しまった」はある/「ひとまず情報収集」をやると、プロジェクトは失敗する/「結論仮説の立案」が先行しなければならない

「結論思考」を意識し、「仮説→検証」を繰り返す
結論仮説が間違っていてもかまわない/なぜ情報収集から始めると、「新しい答え」が出ないのか?

情報が不完全でも「自分の答え」は見つかる
「学ぶ」のが好きな人ほど、情報収集から始める/なぜハーバードビジネススクールには「講義がない」のか?/優秀な人がハマる「高級ルーティンワーク」の呪縛とは?

終章 あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか?

   知的下剋上の時代を生き抜く

「学歴なんて社会に出たら関係ない」は本当か?

「学ぶ」の最大価値はどこにあるか?

そのままでは一生、東大卒に勝てない

結局「フィールド選び」が勝敗を大きく左右する





著者

津田久資(つだ・ひさし)
東京大学法学部およびカリフォルニア大学バークレー校経営大学院(MBA)卒業。博報堂、ボストン コンサルティング グループ、チューリッヒ保険で一貫して新商品開発、ブランディングを含むマーケティング戦略の立案・実行にあたる。
現在、AUGUST-A㈱代表として、各社のコンサルティング業務に従事。
また、アカデミーヒルズや大手企業内の研修において、論理思考・戦略思考の講座を多数担当。表層的なツール解説に終始することなく、ごくシンプルな言葉を使いながら、思考の本質に迫っていく研修スタイルに定評があり、これまでのべ1万人以上を指導した実績を持つ。
著書に、就活面接本の超定番書『ロジカル面接術』(WAC)のほか、『世界一わかりやすいロジカルシンキングの授業』(KADOKAWA)、『出来る人ほど情報収集はしないもの!』(WAC)、『超MBA式ロジカル問題解決』などがある。

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