目次

監訳者による「少し長めの」まえがき

１　ネットワーク時代の新しい雇用

　　職場に信頼と忠誠を取り戻す「アライアンス」とは

アライアンス
「家族」から「チーム」へ
起業家タイプの人材を活かす
誠実に話し合う勇気を持つ

２　コミットメント期間を設定しよう

　　アライアンスは仕事の内容と期間を定める

誠実な対話で信頼を築く
コミットメント期間の３つのタイプ
３つのタイプのコミットメント期間を組み合わせる
幅広く適用できる枠組み
中間層のためのコミットメント期間
長期のパートナーシップ
〈実践編①〉 リンクトインはいかにコミットメント期間を活用したか

３　コミットメント期間で大切なもの

　　社員と会社の目標および価値観をそろえる

コミットメント期間のタイプに応じた整合性
１．会社の核となるミッションと価値観を打ち立て、それを広める
２．社員の大切にしている価値観とありたい姿を知る
３．社員、上司、会社間の整合性を目指し協力する
〈実践編②〉 リンクトインの整合性構築法
　　COLUMN　部下との対話 ── マネジャーへの助言

４　変革型コミットメント期間を導入する

　　うまく活用する４つのステップ

１．対話を開始し、コミットメント目標を設定する
２．双方が定期的にフィードバックし合う仕組みをつくる
３．コミットメント期間の終了前に次の期間の設計に着手する
４．想定外の事態に対処する：コミットメント期間の途中での変化
　　COLUMN　部下との対話 ── マネジャーへの助言

５　社員にネットワーク情報収集力を求める

　　社員を通して世界を自社内に取り込む

ネットワーク情報収集力の４つの役目

６　ネットワーク情報収集力を育てるには

　　社員の人脈を伸ばすコツと戦術

１．ネットワーク力のある人材を採用する
２．会話とソーシャルメディアを駆使して情報を掘り起こす手法を教える
３．個人のネットワーク構築を支援するプログラムと方策を全社展開する
４．社員が得た情報を会社に還元させる
〈実践編③〉 リンクトインのネットワーク情報収集力活用法
　　COLUMN　部下との対話 ── マネジャーへの助言

７　会社は「卒業生」ネットワークをつくろう

　　生涯続く個人と会社のアライアンス関係

実は高い「卒業生」投資のＲＯＩ
「卒業生」ネットワークに投資すべき４つの理由
三段階の投資レベル
〈実践編④〉 リンクトインの「卒業生」ネットワーク

８　「卒業生」ネットワークを活かすには

　　効果的に導入するためのコツとテクニック

１．「卒業生」ネットワークの参加者を決める
２．ギブ・アンド・テイクの中身をはっきりと示す
３．退職手続きを見直す
４．現役社員と「卒業生」を繋げる
　　COLUMN　部下との対話 ── マネジャーへの助言

おわりに

付録Ａ　「アライアンスの合意書」の見本

付録Ｂ　「尊敬する人のリスト」の実例

付録Ｃ　あなたの会社で始めよう

著者紹介

リード・ホフマン（Reid Hoffman）
リンクトインの創業者であり現在会長。ペイパルの創業に関わったのち、2002年にリンクトインを創業。200を超える国と地域で３億人以上の会員を有する世界最大クラスのSNSに成長させた。シリコンバレーのベンチャー・キャピタル、グレイロック・パートナーズのパートナーも兼務し、エラビーアンドビー、フェイスブック、フリッカー、ゼンガなどに投資している。

ベン・カスノーカ（Ben Casnocha）
起業家であり作家。『スタートアップ！　シリコンバレー流成功する自己実現の秘訣』（邦訳、日経BP社）は、リード・ホフマンとの共著。リンクトインで会長秘書を務めた経験もある。起業家としてComcateInc.,を設立。『ビジネスウィーク』は「アメリカでトップ若手起業家」のひとりに選出。講演者としても活躍中。

クリス・イェ（Chris Yeh）
起業家であり、作家、メンター。PBworks のバイスプレジデントであり、Wasabi Venturesの共同創業者であり、ゼネラル・パートナーも務める。ハーバード・ビジネススクール卒（ベイカー・スカラー）。