目次

はじめに　自己成長に必要なのは夢。それ以外は取るに足らない

50万人の市場価値を数値化し、徹底分析
市場価値を上げる最速の方法は、夢を持つこと
夢を持つと毎日の仕事に熱狂できる──若手ビジネスパーソンの例
　仕事を抱え込むお荷物社員が部署のエースに
　会社の便利屋が新規事業の中核社員になる

第１章　成長の前提となる市場価値測定

まずは現在の市場価値を知ろう
市場価値＝「その人にしかない専門的なスキル」ではない！
今いる企業にだけ通用する能力を身につけても成長できない
市場価値を構成する13項目
　ビジネス能力として評価される体力
　　──「１．体力・健康維持管理力」
　思考行動パターンから測る心のエンジン
　　──「２．性格特性（潜在的能力）」
　自立性を高める３つの能力
　　──「３．パーソナルバリュー保有力」／
　　　　「４．パーソナルビジョン策定・概念化力」／
　　　　「５．パーソナルストラテジー策定・実行力」
　人を動かす２つの能力
　　──「６．リーダーシップ力」／「７．マネジメント力」
効率的に専門性を上げる６つの基礎能力
　　──「８．情報収集力」／「９．パソコン活用力」／
　　　　「10．プレゼンテーション力」／「11．異文化適応力」／
　　　　「12．タイムマネジメント力」／「13．メンタルマネジメント力」

column1　グローバル人材にもビジョンが欠かせない

第２章　明確な夢があなたの市場価値を上げる

市場価値を上げるには、パーソナルビジョン策定・概念化力を鍛えるのが近道
夢の効果①　自分の軸が明確になる──パーソナルバリュー保有力
夢の効果②　思いを形にしやすくなる──パーソナルストラテジー策定・実行力
夢の効果③　ストレスに強くなる──メンタルマネジメント力
夢の効果④　情報に敏感になる──情報収集力
夢の効果⑤　人がついてくる──リーダーシップ力
夢の効果⑥　自分の意見に説得力がこもる──プレゼンテーション力
夢の効果⑦　ムダな仕事をしなくなる──タイムマネジメント力
夢の効果⑧　グループをうまくまとめられる──マネジメント力

column2　上位１割の優秀な人になる方法

第３章　誰でもできる明確な夢の描き方

明確な夢を描く４ステップ

ステップ１　過去を振り返り価値観を確認する
　４つの側面から過去の棚卸しをする
　価値観を３つのキーワードにまとめる

ステップ２　現実を直視する
　性格特性から強み・弱みをさぐる
　ビジネス基礎能力から強み・弱みをさぐる
　実務能力から強み・弱みをさぐる

ステップ３　10年後の理想像を明確にする
　理想像を数値化・詳細化する
　ギリギリ届く範囲で設定する
　３つの側面から数値化する
　　　経済的側面
　　　社会的側面
　　　文化的側面
　尊敬できる10歳上の先輩を参考にする
　勤務先企業（所属部門）のビジョンを確認する
　未来の世界を想像する
　１、３、５年後の理想像を描く

ステップ４　理想像への行動計画を策定・実行する
　１、３、５、10年後の理想像に沿って考える
　５Ｗ１Ｈで具体的な道筋が見える
　毎日の習慣に落とし込んで、モチベーションを維持
　３カ月続ければ夢は実現したも同然
　隙間時間の活用が習慣化のカギ
　他者からのプレッシャーに頼る
　行動計画の振り返りは３回

おわりに

巻末付録　　市場価値測定テスト　コンパクト版

著者

藤田聰（ふじた・さとし）
株式会社企業変革創造代表取締役社長。市場価値測定研究所所長。慶應義塾大学大学院経営管理研究科専修（修士課程）。日本IBM、組織人事コンサルティング会社役員を経て独立、現職。
大手ヘッドハンティング会社の業務委託を請け負っていた頃、経営破たんした山一證券元従業員の年収査定を行う。一部の専門職を除き、ほぼ全員の年収が極端に下がり、「日本企業特有の人間関係構築スキル」は労働市場では無価値であることを痛感。ビジネスパーソンの市場価値を客観的に測定する必要性に気づき、市場価値測定研究所を設立。市場価値を数値化したモデル「市場価値測定テスト」を開発し、1998年の第一版リリース後、15年以上にわたって展開している。日立製作所、パナソニックなどをはじめとした大企業で働くビジネスパーソンのキャリア設計と開発に携わる。日本生産性本部認定キャリア・コンサルタント、立教大学経営学部兼任講師。早稲田大学招聘研究員。著作に『あなたのホントの「市場価値」教えます』（祥伝社）など。