叱って伸ばせるリーダーの心得56
叱って伸ばせるリーダーの心得56
書籍情報
- 中嶋郁雄 著
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2014年11月
- 判型/造本:4/6並製
- 頁数:240
- ISBN:978-4-478-02945-9
内容紹介
叱りとは、人を育てる最強のコミュニケーションツールである。
9割のリーダーが叱れない。こんな時代だから求められる「叱りの技術」。
部下に嫌われたくないという自己保身から、大切なことを教えきれていない。そんな上司が部下を弱くしている。「成長してほしい」。上司の親心がしっかり伝わる叱りの技術とは?
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目次
はじめに リーダーの共通の悩み「叱れない」
序章 なぜ今、叱りが必要なのか
9割のリーダーが知らない「叱りの本質」
今、叱る力が求められる3つの理由
第1章 叱りにおける原理原則
これが、絶対してはいけない叱り方
最も大事なのは、叱った後の接し方
叱りの土台は信頼関係
叱って伸びる人、伸びない人
「叱られるのを極端に嫌がる部下」がいたら?
第2章 叱り方の基本スキル
「ゴール」を先にイメージする
叱る前に「叱りランク」を決めておく
追い詰めない。最後には安心させる
「叱ろうと思った瞬間」に叱ってはいけない
言い訳にも耳を傾ける
同じ土俵に立たない
行為だけを叱る
タイミングをはかるべき3つのケース
四大禁句に気をつける
プライドを傷つけない
第3章 大人のための生活指導法
あいさつは「自分のため」にする
「沈黙の叱り」をマスターする
どんなときでも必ず名前を呼ぶ
「すみません」の効用を教える
悪事を白状させる
話を聞かせる4つのコツ
反抗的な態度には、「質問」で対応する
どうしても私語をやめさせたいときは?
細かく叱らず、ときに突き放す
嫌な仕事は必ずやらせる
チャレンジしやすい環境を作る
第4章 年上の部下、パート、新入社員 etc.
対象別の叱り方ポイント
年上の部下を叱る
パート、アルバイトを叱る
お客さまを叱る(クレーム対応)
同僚を叱る
女性上司が男性部下を叱る
男性上司が女性部下を叱る
新入社員を叱る
自分の右腕を叱る
チーム全体を叱る
先輩・上司に苦言を呈する
第5章 どんな職場にも必ずいる「困った人」の伸ばし方
人を非難する部下を伸ばす
セクハラ傾向のある部下を伸ばす
裏表の激しい部下を伸ばす
自己中心的な部下を伸ばす
取引先を怒らせた部下を伸ばす
風紀を乱す部下を伸ばす
プライドの高い部下を伸ばす
優秀だけど、職場の和を乱す若手社員を伸ばす
内心、苦手にしている部下を伸ばす
第6章 信頼関係を築く9つのポイント
よく観察する
部下全員の長所を言えるようにする
「理由」を納得させる
自分から声をかけ、会話量を増やす
相談しやすい雰囲気を作る
謙虚さを生む4つの姿勢
「見ているよ」というメッセージを送る
ほめるタイミングを見極める
本気を見せる
特別付録 便利な叱りワード集100
Ⅰ:フォローに使えるワード集
Ⅱ:相手の行動を促したいときのワード集
Ⅲ:相手の自尊心をくすぐるワード集
Ⅳ:締めくくりのワード集
Ⅴ:言いにくい相手に使えるワード集
Ⅵ:相手が反抗的なときに使えるワード集
おわりに 「心からの叱り」だけが人を変える
著者
中嶋郁雄(なかしま・いくお)
1965年、鳥取県生まれ。1989年、奈良教育大学を卒業後、小学校の教壇に立つ。
「子どもを伸ばすためには、叱りが欠かせない」という主張のもとに、「『叱り方』研究会」を立ち上げて活動を始める。教育関係者主催の講演会、そして専門誌での発表が主な活動だったが、噂が噂を呼び、大学や一般向けにも『心に響く叱り方』といったテーマでセミナーを行うようになる。気づけば1000人を超えるビジネスパーソンに叱り方を伝え、新聞にも「叱り」について意見を求められるようになる。
全国各地での講演を通して、「嫌われたくないという思いから叱れない上司」と「成長実感を求め、間違いがあればしっかり指摘してほしいと望む部下」の存在を知る。本書執筆のきっかけは、この溝を少しでも埋めること。モットーは「叱りは愛! 自信を持って叱りましょう!」。
主な著作に『その場面、うまい教師はこう叱る!』(学陽書房)などがある。
電子書籍は下記のサイトでご購入いただけます。
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