絶体絶命でも世界一愛される会社に変える!
2代目女性社長の号泣戦記
絶体絶命でも世界一愛される会社に変える!
2代目女性社長の号泣戦記
書籍情報
- 石坂典子 著
- 定価:1540円(本体1400円+税10%)
- 発行年月:2014年12月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:240
- ISBN:978-4-478-02942-8
内容紹介
「所沢ダイオキシン報道」の倒産危機時に30歳で社長就任。エロ本&ヌードポスターばかりの平均年齢55歳の会社を社員の4割が去っても改革断行。産廃屋らしくない産廃屋に大変身。東京ドーム3.5個分の敷地の8割が里山、2割が工場。ホタルが舞い、世界中から人がやってくる会社に劇的に変えた著者の処女作。
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目次
はじめに 所沢「産廃銀座」を立て直した女
『ニュースステーション』のダイオキシン報道で、突然大バッシングの嵐
なぜ、産廃屋にホタル? ニホンミツバチ?
どうやって、どん底からはい上がったのか?
ありものを、活かして、活かして、活かしきる
悔し涙とうれし涙に震えた「2代目女社長の10年戦争」
第1章 なぜ、職人肌の父は、30歳の娘へ社長を譲ったのか
反対運動の激化で取引停止に
父の想いを受け取った日
私がやるしかない! 30歳「取締役社長」就任
「あいつは組長の娘!」
アメリカのネイル事情で驚いたこと
「この仕事には価値がある」と思った瞬間
“捨て場の娘”が、“産廃屋らしからぬ産廃屋”を目指した理由
15億円の焼却炉を廃炉にする決断
父から受け継いだ3つの経営理念
「言いつけ係」として現場で日々バトル
「お試し社長」の期限は1年間! 成果を挙げなければ即解任!
「社長初仕事」は、廃棄物の委託先探しで全国行脚
「生き残りをかけて」──役所へ直談判
「マイナス1万」の地下から「ゼロ」の地上へ
異例のスピード許可の背景に知事のひと言
「お試し社長」1年後の新年会で聞いた父の言葉
私の仕事は、父の心に火をつけること
取締役社長になって毎日続けた朝8時30分から15分だけの「儀式」
ついに「代表取締役社長」に就任へ
第2章 荒廃した現場で50代不良社員に立ち向かい、どうやって会社を変えたか
ヌードグラビアばかりの6休憩所を一つに
生活指導教師と“50代不良高校生”の戦い
誰もができる「当たり前のこと」を徹底 079
ヘルメットをコンクリートの床に投げつけた社員たち
半年間で社員が4割減! 不退転の決意で血を入れ替える
1年で業界初の「ISO3統合」をどうやってなし遂げたか
「おじいちゃん先生vs若い美人先生」──教え方一つで社員が変わる!
3S(整理、整頓、清掃)とISOを同時導入した理由
道路が汚れていたらプラントを止めても掃除! 父のすさまじい徹底ぶり
さながらアクション映画の撮影現場
12年間1日も欠かさなかった「巡回指導報告書」と不満うごめく社員との格闘
石の上にも8年! 自ら気づく社員を生んだ30項目のチェックポイント
プラントを活かすも殺すも人次第
仕事を属人化させたら、永続企業になれない
データ共有で自ら考えられる社員に
仕事に社員を合わせず、社員に仕事を合わせる
日本そうじ協会「掃除大賞」&「文部科学大臣賞」ダブル受賞
ものを大切にする習慣を
第3章 「地獄の3年間」から「おもてなし経営」へシフトした瞬間
35〜37歳、地獄の3年間! 四季を感じない日々
子どもたちに怒鳴って自己嫌悪
1300㏄のハーレーで感じた四季の移ろい、空気のにおい
生まれて初めて「室礼」と出合った瞬間
おもてなしとは、信頼関係を築くこと
本社ビルで飯が食える! 平均年齢が55歳から35歳に引き下がった理由
有給休暇取得率「40%台」への軌跡
「里山再生」こそが地域の人たちへのおもてなし
「おもてなし経営企業選」に選抜
第4章 東京ドーム3.5個分の8割が里山! 2割が工場!見えないブランドをつくる「新・里山資本主義」
「新・里山資本主義」とは何か
2億円の見学通路と「見える化」の効果
人の気持ちは一朝一夕には変わらない
産廃業者をバッシングする原因は「知らない」からくる不安
見捨てられた里山を“宝の山”に
生物多様性の森とJHEP最高ランク格付「AAA」取得
絶滅危惧種のニホンミツバチをあえて飼う意味
最初はまったく相手にしてくれなかった教育委員会を動かす
民間初&埼玉県初の認定
父のこの土地へのこだわり
里山を愛情を持って育てたい
宝の山を復元する方法
700人が集う夏祭りは、経費でなく未来への投資
地元農家の方とのコミュニケーションはどうする?
見えないブランドのつくり方
第5章 どん底からでも利益を生み出す方法
なぜ、どん底からはい上がれたのか
風の力で廃棄物を仕分ける新型プラントの導入
小さくても価格主導権を持つ方法
95%の減量化・リサイクル化率はどうやって実現?
「価格評価」から「価値評価」の風土をつくりだす突破口
現地見学会→見える化→社員意識の覚醒→同業者の気づき→業界全体底上げへの想い
総理大臣に聞かれた「好循環経営」の秘密
おわりに 世界中から人が集う会社へ
著者
石坂典子(いしざか・のりこ)
1972年、東京生まれ。埼玉県入間郡三芳町にある産業廃棄物処理会社・石坂産業株式会社代表取締役社長。米国に短期留学後、創業者である父の会社に入社。
1999年、所沢市周辺の農作物がダイオキシンで汚染されているとの報道を機に、言われなき自社批判の矢面に立たされたことに憤慨。「私が会社を変える!」と父に直談判し、2002年、2代目社長に就任(取締役社長)。
「社員が自分の子どもも働かせたい」と言える企業づくりを目指し、荒廃した現場で社員教育を次々実行。それにより、社員の4割が去り、平均年齢が55歳から35歳になっても断固やり抜く。結果、会社存続が危ぶまれる絶体絶命の状況から年商41億円に躍進。
2012年、「脱・産廃屋」を目指し、ホタルや絶滅危惧種のニホンミツバチが飛び交う里山保全再生に取り組んだ結果、日本生態系協会のJHEP(ハビタット評価認証制度)最高ランクの「AAA」を取得(日本では2社のみ)。
2013年、経済産業省「おもてなし経営企業選」に選抜。同年、創業者の父から代表権を譲り受け、代表取締役社長に就任。同年12月、首相官邸からも招待。
2014年、財団法人日本そうじ協会主催の「掃除大賞」と「文部科学大臣賞」をダブル受賞。
トヨタ自動車、全日本空輸、日本経営合理化協会、各種中小企業、大臣、知事、大学教授、タレント、ベストセラー作家、小学生、中南米・カリブ10か国の大使まで、日本全国だけでなく世界中からも見学者があとをたたない。
『心ゆさぶれ! 先輩ROCK YOU』(日本テレビ系)にも出演。
新聞・雑誌・テレビなど多数のメディアでもとりあげられている。「所沢のジャンヌ・ダルク」という異名も。現在2児の母。本書が初の著書。
【石坂産業株式会社HP】
http://www.ishizaka-group.co.jp/
電子書籍は下記のサイトでご購入いただけます。
- kobo
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