目次

「ウサギとキリギリス」

まえがき　カメよりウサギ、アリよりキリギリス

Part１　考える力をつける３つの道具

正解のない問題にどう取り組むか
考える力をつける３つの道具

Part２　ごちゃごちゃスッキリ！──ブランチ

ごちゃごちゃも、つながりがわかるとスッキリする
論理的に考えるって何だろう
論理的に考える力をつける「ブランチ」
ブランチを使って「なぜならば」を考える
これから何が起きるか論理的に考えて先を読む
他の人とやるときのコツ
ブランチで、これから起きるかもしれないイヤなことを防ごう
「お母さんと離れたくない」４歳の保育園児が描いたブランチ
練習問題「宿題をしない」とどうなるか考えてみよう
ブランチを使って失敗を学びに変える「ミステリー分析」
ミステリー分析のためのかんたん質問集
ミステリー分析を科学実験に活用する実験学習法
人は失敗から学ぶことを楽しんでいる
「科学者の心」を持つための４つの信念
ちゃんと論理的に考えるためのチェック項目
ちゃんと論理的に考えるためのかんたん質問集
前提を変える発想の転換

Part３　もやもや解消！──クラウド

「あちらを立てればこちらが立たず」の板挟みを解消するクラウド
キリギリスのジレンマ
クラウドをつくるためのかんたん質問集
よいクラウドができているかを確認する
対立に直面したときの人のさまざまな行動
対立の構造の中に潜む「思い込み」を見つけよう！
思い込みを見つけ、対立を解消するかんたん質問集
手っ取り早く直感的に対立解消策を見つけるためには
４歳の子どもがつくったクラウド
かんしゃく持ちのゴールドラット博士を変えたクラウド

Part４　どんよりバイバイ！──アンビシャス・ターゲットツリー

夢を叶えるアンビシャス・ターゲットツリー
アンビシャス・ターゲットツリーをつくるためのかんたん質問集
イギリスの幼稚園児が描いたアンビシャス・ターゲットツリー

▶「その後のウサギとキリギリス」

補講コラム

　❶「教育のためのＴＯＣ」の生い立ち
　❷全体最適のマネジメント理論ＴＯＣとは？
　❸「仮定」を常にチェックせよ！

あとがき

著者

岸良裕司（きしら・ゆうじ）
1959年生まれ。株式会社ゴールドラット・コンサルティング・ジャパン代表取締役。日本TOC推進協議会理事。TOCをあらゆる産業界、行政改革で実践し、活動成果のひとつとして発表された「三方良しの公共事業改革」は、ゴールドラット博士の絶賛を浴び、2007年４月に国策として正式に採用された。成果の数々は国際的に高い評価を得て、活動の舞台を日本のみならず世界中に広げている。08年４月、ゴールドラット博士に請われて、ゴールドラット・コンサルティング・ディレクターに就任し、日本代表となる。そのセミナーは、わかりやすく、実践的との定評がある。著書に『全体最適の問題解決入門』『「よかれ」の思い込みが、会社をダメにする』（以上ダイヤモンド社）、『マネジメント改革の工程表』『目標を突破する 実践プロジェクトマネジメント』『三方良しの公共事業改革』（以上中経出版）、共著に『過剰管理の処方箋』（かんき出版）などがある。

きしらまゆこ
大阪府生まれ。絵本作家・イラストレーター。黒井健氏、高畠純氏らに師事。2003年『うさぎくんのぼうし』で絵本作家デビュー。主な絵本作品に、『ラッキー☆ガーコ』『ぶたがきにあたる』『サンタのいちねん トナカイのいちねん』（ひさかたチャイルド）、『よくばりおおかみ』『７にんのこぐも』『しょうぶだ！！』（フレーベル館）、『おとなりさん』（BL出版）、『緑色のカエル茶色のカエル』（致知出版社）など。絵本の他に、実用書やビジネス書などの挿絵、グッズのキャラクターデザインなど、イラストレーターとしての作品も多数。