人生の99%は思い込み
支配された人生から脱却するための心理学
人生の99%は思い込み
支配された人生から脱却するための心理学
書籍情報
- 鈴木敏昭 著
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2015年05月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:288
- ISBN:978-4-478-02633-5
内容紹介
この本があなたを変える最後の1冊となる!
人生を縛りつけている「思い込み」を外して、新しい人生を手に入れよう!
幼少期にあなた自身が書いた「人生脚本」の書き換え方、教えます。
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目次
はじめに──なぜ、あなたの人生はどんな本を読んでも変わらなかったのか?
第1章 人生は「自分で書いた脚本」どおりに進む
◦うまくいかないのは、自分で書いた脚本のせい
◦人生を決定する「人生脚本」とは何か?
◦脚本は主に幼少期につくられる
◦すべては「禁止令」からはじまる
◦ネガティブな脚本をつくる13の禁止令
1「何もするな」「実行するな」/2「お前であるな」/3「子どもであるな」/4「成長するな」「親から自立してはいけない」/5「感じるな」「感情を表に出してはいけない」/6「考えるな」/7「近寄るな」/8「成功するな」/9「自分のことで欲しがるな」/10「健康であってはいけない」/11「重要な人になってはいけない」/12「所属してはいけない」「仲間入りをしてはいけない」/13「存在するな」
◦禁止令が人生に対する「基本的構え」をつくり出す
1「私もOK、あなたもOK」の構え/2「私はNG、あなたはOK」の構え/3「私はOK、あなたはNG」の構え/4「私はNG、あなたもNG」の構え
◦あなたを駆り立てている「ドライバー」
◦「ドライバー」の特徴
1「完全であれ」ドライバーの人/2「喜ばせろ」ドライバーの人/3「努力せよ」ドライバーの人/4「強くあれ」ドライバーの人/5「急げ」ドライバーの人
◦人生脚本を前に進める「ゲーム」が展開される
◦「人生ゲーム」の公式
◦言葉に隠された「裏のメッセージ」
◦知らず知らずに仕掛けている7つのゲーム
1 自滅(自罰)のゲーム「どうせ私はダメだから」/2 攻撃・他罰のゲーム「土下座しろ!」/3 責任回避のゲーム「私は悪くない」/4 競争のゲーム「オレは昨日も徹夜」/5 他者支配のゲーム「あなたのために言っているんだ」/6 復讐のゲーム「この恨みは絶対に晴らす」/7 依存のゲーム「なんで返事くれないの?」
◦脚本を書き上げる前提となった「思い込み」
第2章 人生脚本は多くの「思い込み」でできている
◦人生を支配する「思い込み」
◦「なぜ?」のループを打ち切るところから「思い込み」は生まれる
◦「思い込みの根拠」も思い込み
1 科学的、客観的なデータ/2 地位や肩書/3 常識や世間体
◦思い込みを生み出す「認知バイアス」に気をつけろ
バイアス1 決めつけ思考/バイアス2 欲望/バイアス3 感情/バイアス4 自己意識
◦「強い信念」という思い込み
1「価値があると思っていること」と「現実」が一致すべきだ/2 ものごとにはすべて意味がある/3 周りの人も自分と同じような意識を持っている
◦「常識」「世間体」「空気」という思い込み
◦「嫌われているのではないか?」という心配も思い込み
◦成功者の「根拠のない自信」も思い込み
◦「血液型性格診断を信じる気持ち」が思い込みを生む
◦「第一印象」も思い込み
◦結婚できない人の心理にも「思い込み」の罠がある
◦思い込みは体調にも影響を与える
◦人は「思い込み」という世界の中で生きている
第3章 人生を支配する「思い込み」の正体
◦思い込みをつくる4つの外的原因
1 家族/2 教育/3 会社・職業/4 社会常識
◦コントロールしがたい「自動思考」
◦あなたの「思考のゆがみ」9パターン
1 白黒思考・全か無か思考(完璧主義)/2 過度な一般化/3 ネガティブフィルター・マイナス化思考/4 結論の飛躍 /5 拡大視と過小評価/6 感情的決めつけ/7 すべき思考/8 レッテル貼り/9 自己関連づけ
◦思い込みを突き止める4つのステップ
◦思考(思い込み)の連鎖を自覚する
第4章 「思考のゆがみ」はこうしてなおす
◦「9つの思考のゆがみ」をなおす
1 白黒思考・全か無か思考(完璧主義)の克服/2 過度な一般化の克服/3 ネガティブフィルター・マイナス化思考の克服/4 結論の飛躍の克服/5 拡大視と過小評価の克服6 感情的決めつけの克服/7 すべき思考の克服/8 レッテル貼りの克服/9 自己関連づけの克服
◦「バルコニー思考法」で自分を上から眺めてみる
◦時間軸・空間軸を変えてみる
◦他人に「思い込み」を気づかせる4つの方法
1 言葉を定義させる/2 根拠を問う/3 比較させる/4 例外を示す
◦「なんとなく不快」を「フォーカシング」で明らかにする
第5章 「思い込み体質」の根本的な治療法
◦「ポジティブなストローク」で構えを修正する
◦ストロークとは何か?
1 スキンシップによるストローク/2 言葉によるストローク/3 態度によるストローク
◦条件をつけないストロークが大切
◦「身体」から「心」を変える3つの習慣
1 姿勢を変える/2 呼吸を変える/3 表情を変える
◦「いいことだけ」を手帳・日記に書く
◦「口グセ」を変える
◦感情をコントロールするのではなく、思い込みを捨てる
◦悩みの根っこにある思い込み
◦悩みは1秒で捨てられる
第6章 「思い込み」を利用して「人生脚本」を書き換える
◦思い込みは上手に利用せよ
◦性格を変える4つのメソッド
1 行動を変える/2「振り」をしてみる/3 環境を変える、環境を増やす/4 服装を変える
◦「◯◯できない」という感情は、実現できる証拠
◦人生脚本を書き換える
◦「自分の中の子ども」と対話する
◦自分と向き合う「エンプティ・チェア」
◦人生を「再決断」する
◦「過去が原因である」と考えることも思い込み?
おわりに──「思い込み」を自覚しつつ、「思い込み」を遊べ
著者
鈴木敏昭(すずき・としあき)
◎1950年東京生まれ。教育学修士(京都大学/1980年)。
◎77年横浜国立大学教育学部卒業後、80年に京都大学大学院教育学研究科(修士課程)修了。85年に京都大学大学院教育学研究科(博士課程)単位取得満期退学。その後、四国女子大学家政学部助教授などを経て、96年より四国大学生活科学部教授。
◎専門分野は心理学。「自己意識の構造」が最大テーマ。その主な下位領域として自尊心、性意識、思い込み、人格形成などを研究。
◎中学2年のときから「自分とはなにか?」に関心があり、以来ずっと「自分」についての研究に没頭している。
◎日本心理学会、日本発達心理学会、教育心理学会、日本社会心理学会所属。著書に『自己意識心理学概説』(北樹出版)、『自己成立の発達心理学』(ふくろう出版)、『思い込みの心理学』(ナカニシヤ出版)などがある。
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