外資系コンサルの資料作成術
短時間で強烈な説得力を生み出すフレームワーク
外資系コンサルの資料作成術
短時間で強烈な説得力を生み出すフレームワーク
書籍情報
- 森 秀明:著
- 定価:1760円(本体1600円+税10%)
- 発行年月:2014年02月
- 判型/造本:A5並製
- 頁数:160
- ISBN:978-4-478-02572-7
内容紹介
低クオリティ、低スピードで使えない資料ばかり作っていませんか? 効果的な資料を効率的に作成するスキルが身につけば、生産性が大幅にアップし、ビジネスをぐんぐん動かせるようになります。外資系コンサルティング会社で磨いた説得する資料をつくる原則とテクニックが満載。
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目次
はじめに
第1章 資料作成のガイドラインなしに、やみくもに仕事を始めてはいけない
section1
ドキュメンテーションキャンバスとは何か
仕事にはガイドラインが必要
4つのステップを使いこなす
section2
資料のカタチを決める【ビジュアルのステップ】
資料のカタチはたった12類型
資料のカタチ選びは論理である
section3
資料の説得力を高める【ロジックのステップ】
証拠と主張と保証の3つの関係が大事
「なぜ?」に答えることが保証となる
section4
資料を進化させる【アウトプットのステップ】
チャラ書きは資料作成の達人の武器
メモ書きとチャラ書きがホン書きにつながる
section5
相手の頭と心を理解する【コミュニケーションのステップ】
以心伝心していますか?
資料に勝って、相手に負けるな
資料作成は相手とのコミュニケーションそのもの
相手の時間軸で資料を作る
第2章 ビジュアルを論理で裏づけることが重要(基礎編)
section6
論理のパターンとビジュアルの類型は対応する
論理のパターンは6つの論法と2つの組み合わせからできている
論理のパターンとビジュアルの類型の対応図
資料のビジュアルは感性ではなく論理で決まる
section7
基本中の基本は事実を読み解いて主張を導くこと【一対一論法】
一対一論法は1つの事実から1つの主張を導く
数値グラフは論を立てやすく、説得力がある[ビジュアルの類型①]
グラフの描き方の基本
section8
複数の事実や事例を使って説明するときの基本形【並列論法】
並列論法は2つ以上の事実を使って説得力を高める
異なる例から共通するメッセージを示す[ビジュアルの類型②]
複数の事実を観察し、分析して結果を示す[ビジュアルの類型②]
section9
複数の事実を組み合わせてメッセージを導き出す【結合論法】
結合論法を使って事実の組み合わせから主張を導く
「重要なポイントは3つです」と語る[ビジュアルの類型③]
物事を因数分解して理由を解明する[ビジュアルの類型④]
ピラミッド・ストラクチャーは階層構造の基本[ビジュアルの類型⑤]
section10
風が吹けば桶屋がもうかることを論理的に語る【連鎖論法】
連鎖論法は事実をつなぎ合わせて物語をつくる
仕事や時間の流れを表す[ビジュアルの類型⑥]
軌道修正を組み入れた連鎖アプローチ[ビジュアルの類型⑦]
column 資料のマスターレイアウトはけっして動かさない
第3章 効果的なビジュアルには周到な論理が隠されている(応用編)
section11
組織論が好きなマッキンゼーの武器はこれ【結合論法×連鎖論法】
マッキンゼーのプロセス図
業務プロセス図の描き方[ビジュアルの類型⑧]
事業展開のスケジュールを1枚で描く[ビジュアルの類型⑧]
section12
対立する見解Aと見解Bを提示するときはこれを使う【対立論法】
対立論法は2つの相反する見解を示す
2大対立軸を比較する[ビジュアルの類型⑨]
経営者と管理者は大違い[ビジュアルの類型⑨]
section13
複数の戦略を比べるときの王道はこれ【比較論法】
比較論法は複数の選択肢のよしあしを比べる
ビジネスモデルを比較する[ビジュアルの類型⑩]
顧客中心論とポジショニング論とケイパビリティ論をベン図で描く[ビジュアルの類型⑪]
section14
戦略ポジショニングが得意なBCGはマトリクスを多用する【対立論法×比較論法】
BCGのマトリクス
イノベーション・マトリクスで製品を分類する[ビジュアルの類型⑫]
第4章 相手を説得するロジックは人類最高の知恵
section15
証拠と主張と保証の密接な関係
何々がある、だから何々だ、なぜなら何々だからだ
ロジックを明らかにする3つの質問
ユニークな証拠とユニークな主張のバランス
section16
多忙な意思決定者は主張だけしか読まない
資料の主張だけを読めば物語になっている
アマゾンの成長物語
主張を物語化するためには5W1Hが有効
section17
資料は部分にも全体にもロジックがある
1枚の資料の部分と全体
エグゼクティブサマリーは資料全体のまとめ
column 論理はトレーニングで身につく
第5章 資料作成はメモ書き、チャラ書き、ホン書きの3段階で進化する
section18
メモ書き、チャラ書き、ホン書きの例
空いている時間にカフェでメモ書き
紙の上に手書きでチャラ書き
パソコンでのホン書きは最後
section19
資料作成が決まったら資料のカタチを作ってしまう
最初に空パッケージを作ろう
ひとかたまりの資料は15ページ
チャラ書きは何度でも容易に書き直せる
section20
対話の時間、思考の時間、資料作成の時間をバランスさせる
1週間の時間配分
1枚の資料のホン書きは30分
成果につながる情報量と思考量のパターン
第6章 コミュニケーションとは相手の変化に寄り添うこと
section21
ビジネスに求められる意思決定の品質とスピード
不確実性の時代が到来した
「やってみなはれ」と「軌道修正」
意思決定者のニーズは時々刻々と変化する
section22
資料作成の流れは変わった
これまでの資料作成方法
いま求められている資料作成術
インプットがアウトプットの出来を決める
section23
資料作成の出発点と着地点の誤解を解消する
出発点の誤解
着地点の誤解
section24
コミュニケーションは資料の枚数ではない
資料1枚でも対話する勇気が必要
資料0枚でコミュニケーションする技
コミュニケーションを重ねればホン書きができあがる
column 既存の要素の新しい組み合わせからアイデアは生まれる
著者
森 秀明(もり・しゅうめい)
itte design group Inc. 社長兼CEO。
一橋大学経済学部卒、慶應義塾大学院修了。ボストン コンサルティング グループ、ブーズ・アレン・ハミルトンなどの外資系コンサルティング会社を経て現職。経営者や事業の責任者が抱える戦略や業務、組織の課題解決を支援している。これまでに総計100案件40億円以上のプロジェクトを実施。WE HELP COMPANIES CREATE THEIR FUTURE STORIES. がミッション。
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