目次

まえがき　「高金利・円安・高インフレ」のアナザーワールドへようこそ

第１部　序

第１章　〈近未来小説〉日本人を待っていた浅い眠り

3800円のカフェモカ
大崩壊
東京チャイナタウン計画
ジャパンクラッシュ
生き延びるための転職
Ｔシャツの億万長者
日本脱出

第２章　最悪のなかの最善を探せ

ブラックスワン
マクシミン戦略
構造的な問題は現実化する
日本を襲う3つの経済的リスク

コラム１　国債価格が下がると金利が上がる
コラム２　インフレになると通貨は下落する
コラム３　金利が高くなると通貨は下落する

第２部　破

第３章　普通預金は最強の金融商品

デフレ不況における最適な資産運用
平均的65歳の総資産
株式投資しない機会費用
「破滅シナリオ」の３つのステージ
危険な変動金利ローン
なぜ外貨預金ではダメなのか？

コラム４　変動金利型の個人向け国債を利用する

第４章　たった３つの金融商品で「国家破産」はこわくない

財政破綻に備える金融商品❶　国債ベアファンド
財政破綻に備える金融商品❷　外貨預金
財政破綻のインフレでは地価も株価も下落する
財政破綻に備える金融商品❸　物価連動国債ファンド
金投資はギャンブル
「破滅シナリオ」最終ステージ
国債のデフォルトと預金封鎖
究極の「国家破産」対策商品
財政破綻から資産を守るには、
これだけ知っていれば大丈夫！

コラム５　国債ベアファンドの基準価額の動き方
コラム６　為替リスクは長期的にはリスクではない
コラム７　グローバルなインフレとローカルなインフレ
コラム８　キャピタルフライトとはどういうことか？

第３部　急

第５章　財政破綻時の資産運用戦略

ヘッジすべき総資産を評価する
リスクを取らなければ資産は守れない
固定資産を流動資産に変える
外貨預金でリスクを取る
国債ベアファンドの優位性
資産の８割はヘッジできる？
金融資産より大事な人的資本

コラム９　世界市場に効果的に分散投資する方法

第６章　経済的リスクを“奇跡”に変える

リスクを“奇跡”に変える戦略❶　ＦＸでレバレッジをかける
ＦＸを使って高金利の外貨預金をする
財政破綻で一攫千金は可能か？

リスクを“奇跡”に変える戦略❷　日本株の暴落に賭ける
信用取引で個別株を空売りする
日本株ベアファンドでリスク限定のレバレッジをかける
日経平均先物を取引する
レバレッジの調整

リスクを“奇跡”に変える戦略❸　オプション──生き延びるためののギャンブル
「買う権利」と「売る権利」
保険会社とギャンブルの胴元
プットオプションで株価下落に賭ける
アウト・オブ・ザ・マネー
経済合理的な大博打

コラム10　スワップ金利とはなにか？
コラム11　債券先物で国民年金基金をヘッジする？

あとがき　海外投資はしなくてもいい

著者

橘 玲（Tachibana Akira）
作家。2002年、金融小説『マネーロンダリング』（幻冬舎文庫）でデビュー。「新世紀の資本論」と評された『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』（幻冬舎）が30万部の大ベストセラーに。著書に『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 究極の資産運用編』『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 至高の銀行・証券編』（以上ダイヤモンド社）など多数。ザイ・オンラインとの共同サイト『橘玲の海外投資の歩き方』（http://diamond.jp/zaitachibana）にて、お金、投資についての考え方を毎週連載中。