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未来は言葉でつくられる

突破する1行の戦略

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  • 電子版

未来は言葉でつくられる

突破する1行の戦略

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 細田 高広:著
  • 定価:1650円(本体1500円+税10%)
  • 発行年月:2013年07月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:272
  • ISBN:978-4-478-02419-5

内容紹介

楠木建氏推薦!
アップル、グーグル、アマゾン、ディズニー、パタゴニア…etc.
熱狂的ストーリーを生み出す「ビジョナリーワード」のつくり方を、気鋭のクリエイターが解説。商品開発から経営戦略、マネジメント、人生設計まで役立つ言葉の技術が満載。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

みんな「未来を語る言葉」を持っていた
未来を語るのは誰の仕事か
あなたはまだ言葉を使っていない

PART 1 言葉は未来を発明する道具

言葉の限界は思考の限界
「7色の虹」と「もったいない」
「素晴らしすぎる」ホスピタリティ
ディズニーランドをつくった言葉
デジタル世紀を生んだ言葉
未来を予測する確実な方法
言葉とイノベーション
未来を発明するビジョナリーワード
「私には夢がある」もただの言葉だった

PART 2 「時代」を発明した言葉

1 10年以内に、人類を月に送り込む。(ジョン・F・ケネディ)
2 貧困は、博物館へ。(ムハマド・ユヌス)
3 女のからだを自由にする。(ココ・シャネル)
4 世界はひとつの教室になる。(サルマン・カーン)
5 すべてのデスクと、すべての家庭にコンピューターを。(ビル・ゲイツ)
6 誰もが編集できる百科事典(ジミー・ウェルズ)
7 美容を新しいアートにする。(ヴィダル・サスーン)
8 摩天楼は小さすぎる。(ル・コルビュジエ)
9 メイド・イン・ジャパンは粗悪品、というイメージを変える会社になる。(盛田昭夫)
10 世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする。(グーグル)

PART 3 「組織」を発明した言葉

11 自由闊達にして愉快なる理想工場(井深大)
12 まねされる商品をつくれ。(早川徳次)
13 世の中の体温をあげる。(遠山正道)
14 GIVE A GOOD IMAGE(FCバルセロナ)
15 1台少なくつくれ。(エンツォ・フェラーリ)
16 地上でいちばん幸せな場所(ウォルト・ディズニー)
17 子どもと一緒に成長する美術館(金沢21世紀美術館)
18 僕たちはエンジニアじゃなくてアーティストなんだ。(スティーブ・ジョブズ)
19 株主は、地球だ。(イヴォン・シュイナード)
20 無印良品(良品計画)

PART 4 「商品・サービス」を発明した言葉

21 ポケットに入るラジオをつくれ。(「トランジスタ・ラジオ」井深大・盛田昭夫)
22 電池のいらないラジオ(「手回し充電式ラジオ」トレヴァー・ベイリス)
23 通過する駅から、集う駅へ。(「エキュート」JR東日本)
24 形態展示から、行動展示へ。(旭山動物園)
25 ATMのように手軽にクルマが使える世の中に。(「ジップカー」ロビン・チェイス)
26 1000曲をポケットに。(「iPod」アップル)
27 すべての書籍を、60秒以内に手に入るようにする。(「キンドル」アマゾン)
28 家族全員に触ってもらえるゲーム。(「wii」任天堂)
29 第3の場所(「スターバックス」ハワード・シュルツ)
30 世界旅行も、宇宙経由で。(ヴァージンギャラクティック)

PART 5 ビジョナリーワードをつくる4ステップ

どんな言葉が、ビジョナリーワードとなりえるのか
機能するビジョナリーワードの条件
ビジョナリーワードが生まれるまで
4つのステップで見るパーソナル・コンピューターの誕生

PART 6 未来への入口を探す

ステップ1 現状を疑う
 「本当にそう?」をぶつけよう
 ダウト・リスト
 言葉のラベルを剥がす

ステップ2 未来を探
 「もしも?」で発想を拡散する
 「正解」より「別解」を
 プロこそ素人になって考える

PART 7 言葉をつくる5つの技法

ステップ3 言葉をつくる
  技法1 呼び名を変える
呼び名を変えると、時代も変わる
「生徒」→「小さな学者さん」
肩書きを変えるという訓練
  技法2 ひっくり返す
不満をひっくり返すと、希望が生まれる
常識をひっくり返すと、独創が生まれる
ひっくり返して革命を
  技法3 喩える
喩えるという創造
水道とアメーバとポーカー
喩えて未来を表現しよう
  技法4 ずらす
ずれた場所から未来が始まる
ずらしてゲーム機を考えよう
  技法5 反対を組み合わせる
イノベーションは矛盾から始まる
反対を組み合わせてみよう

PART 8 旅程表をつくるバックキャスティング

ステップ4 計画をつくる
バックキャスティングで計画する
「絵ハガキを」を「旅程表」に

おわりに

参考資料





著者

細田高広(ほそだ・たかひろ)
一橋大学卒業後、博報堂にコピーライターとして入社。Apple、Pepsi、adidas、Nissanなどのブランド戦略を手がける米国のクリエイティブエージェンシーTBWA\CHIAT\DAYを経て、TBWA\HAKUHODO所属。クリエイター・オブ・ザ・イヤー・メダリスト、カンヌライオンズ、CLIO賞、ACC賞グランプリ、東京コピーライターズクラブ(TCC)新人賞、ロンドン国際広告賞など国内外で受賞多数。通常の広告制作業務だけにとどまらず、経営層と向き合って数々の企業のビジョン開発に携わるほか、経営者のスピーチライティング、企業マニフェスト、ベンチャー企業支援、新規事業や新商品のコンセプト立案などを手がけてきた。「経営を動かす言葉」「未来をつくる言葉」といったテーマで学生への講義や社会人への講演も行っている。経営と言葉という、今まで無視されがちだった領域に光を当てる、クリエイターとしては異色の存在。

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楠木建氏推薦! 
「言葉でしか考えられない。考えられないことは絶対に実行できない」

アップル、グーグル、アマゾン、ディズニー、パタゴニア…etc.
熱狂的ストーリーを生み出す「ビジョナリーワード」のつくり方を、気鋭のクリエイターが解説。
商品開発から経営戦略、マネジメント、人生設計まで役立つ言葉の技術が満載。

熱狂的ストーリーを生み出す「1行の戦略」

ソニーの井深大氏は「ポケットに入るラジオをつくれ」と言って、
トランジスタラジオの開発に乗り出しました。
当時、“家電"だったラジオを持ち運ぶなんて誰が想像できたでしょうか。
けれど、未来は確実にこの言葉から生まれたのです。

「パーソナル・コンピューター」という言葉を発明したアラン・ケイは、
まだ「巨大な機械」だったコンピューターを、
子どもも使いこなせるタブレット端末として思い描きました。
その未来は、アップルによって実現しています。

ディズニーにはアルバイトではなく「キャスト」という言葉あり、
リッツ・カールトンには従業員ではなく「紳士淑女」という言葉があります。

そうした言葉はもはやコピーではなく、未来の目的地を設計し、
熱狂的ストーリーを生み出す「1行の戦略」です。

見たこともない風景には、言葉が最初にたどり着く

「画期的な商品をつくる! 」と言って、結局は今までより大きい・小さいという
現在の延長戦上で議論していることはないでしょうか。
それはビジョンを生み出す言葉がないからです。

まだ語られていない組織のビジョン、まだ世にないプロダクト、まだ誰も知らないサービス。
新しい何かを生み出そうとするとき、新しい言葉が必要になります。

馬車が鉄道に変化するには技術革新が必要ですが、
技術革新の前には必ず「馬なしの馬車」をつくろうとする「発想革新」、
つまり言葉があるのです。

ビジョナリーが必ず持っているもの

ジョブズ、ビル・ゲイツ、ユヌス、サルマン・カーンにも「言葉」がありました。
ケネディ、ココ・シャネル、ヴィダル・サスーンも、時代をつくる「言葉」を持っていました。
アップル、グーグル、アマゾン、ディズニー、スターバックス、パタゴニアにも
未来をつくり出す「言葉」の戦略がありました。

そんな未来を発明する1行の戦略、「ビジョナリーワード」のつくり方を、
世界を変えた30の言葉を紹介しながら、
「本当にそう?」「もしも?」「つまり?」「そのために?」という4ステップ、
「呼び名を変える」「ひっくり返す」「喩える」「ずらす」「反対と組み合わせる」
という5つの技法から解説していきます。

※30のビジョナリーワードは目次をご覧ください。

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