あたらしい働き方
あたらしい働き方
書籍情報
- 本田直之 著
- 定価:1540円(本体1400円+税10%)
- 発行年月:2013年06月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:316
- ISBN:978-4-478-02380-8
内容紹介
本田直之氏が日米の先進企業を取材し、いままさに世界で生まれつつある「古い価値観や常識に縛られない新しい働き方」は何なのかを、伝えていきます。自分にフィットした企業を見つけていくためにには、新しい企業選びの基準「クライテリアで考える」ことが需要だと著者は説きます。先進企業はどんな人材を求めているのか
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目次
はじめに
あたらしい働き方は、もう始まっている
ワークライフバランスへの疑問
古い働き方でいれば、搾取されるだけになる
誰もがハッピーになれる会社はない
会社の選び方が、変わっていかなければいけない
第1章 あたらしい働き方がどんどん出てくる今、なぜまだ昔の基準のままで会社を選ぶのか?
20年前の就職人気ランキングの会社がどうなったか
リクルートがランキング発表をやめてしまった理由
ランキング的なものが成り立った前提が変わった
万人がハッピーになる会社を作ろうとしていた
「働きやすい会社」と「働きがいのある会社」は違う
社員が働きたくなる会社を作らなければいけない
例えば、プラットフォームとして会社を活用するという発想
フリーランスよりも、組織にいたほうがいい理由がある
今の働き方に疑問を持っている人に、光が見えてきた
パタゴニアやザッポスが、すべての人にとっていい会社か
会社を選ぶ力が、これまで以上に重要になっている
あたらしい企業選びの基準「クライテリアで考える」
あたらしい会社選びの基準
6つのクライテリア
クライテリア❶ 仕事
クライテリア❷ 時間・場所・休日
クライテリア❸ 給与・評価
クライテリア❹ 会社・経営者
クライテリア❺ 環境
クライテリア❻ カルチャー
ライフスタイルに合わせられる会社は本当にないのか
自分で選べたことが、満足度を高める
第2章 自分に合った働き方を選ぶために、考えておくべき要素とはどのようなものか?
自分に合う会社を選ぶためのあたらしいツール
クライテリア❶ 仕事
知名度の低い会社に新卒エントリーが3万人という理由
仕事は大変で苦しいものだ、という呪縛から逃れよ
楽しい働き方がある、楽しく働くことはできる、と知る
目標も自分で決める。自由に働ければ、満足度が変わる
社員のクリエイティビティが上がる会社
優秀な人材しか採用しない、と宣言して急成長を遂げる
趣味的だからよくて、仕事的だからよくないわけではない
社会的インパクト、社会に影響を与えられるという動機
自由を手に入れるプラットフォームとしての組織
クライテリア❷ 時間・場所・休日
人生に合わせて働き方を決める
「9時から午後3時まで」の6時間労働を実現させた日本企業
ポジティブなメッセージなら、社員は努力をする
時短不要、超ハードワークを公言している会社も
ランチも自由、週休3日も可能な裁量労働制
あえて出社時間を決める「自由を獲得するための不自由」
平日と土日を振り替えて勤務できる「どに〜ちょ」
1万人を超える大企業で在宅ワーク、ボランティア休暇
アンリミテッド・バケーション=「日数制限のない有給休暇」がなぜ可能か
クライテリア❸ 給与・評価
高い給料にこだわっている会社は意外に多くない
それなりの額が得られれば、それ以上はガツガツ求めない
ボーナスが全員一律、職級で月給は全員同じ、という会社
評価査定がない会社も。給与は経営会議で毎月、決まる
上司の査定では限界。「360度評価」が増えている
職種ごとに、全社員のランキングを決めて発表する会社
目標設定は、見晴らしのいい気持ちのいい場所で
フィードバックは、ポジティブな言葉から始める
依存しないためのプラットフォームを作るという挑戦
人事のシステムを「人事部」「人事スタッフ」が作らない
これはやってはいけない、が自然に共有される
ピアプレッシャーがあれば、ルールはいらない
クライテリア❹ 会社・経営者
利益率の高さが、あたらしい働き方を可能にする
小売りや飲食でも、高収益の事業が作れた理由
規模や成長ステージは、選択のための重要な指針
女性の割合が多い会社は、何が違うのか
経営者の“傾向”で会社は大きく変わる
会社員経験のない経営者は、組織の作り方が違う
社歴の長い会社には、あたらしい働き方は無理なのか
クライテリア❺ 環境
オフィスをあえて都市部に置かない、という戦略
ステータスよりも、社員の生活の充実を考える
今や営業職もサテライトオフィスが可能に
プロジェクトごとハワイやベトナムで行う「旅する支社」
部署ごとにオフィス環境を変えている大企業
伝統的なオフィスで本当にテンションが上がるのか
壁をなくし、他人に見られていると倫理的になる
最もクリエイティブになれるデスクセッティング
パーテーションのオフィスはすでに時代遅れ
驚くほど狭いデスクで社員を接近させている意味
偶然のすれ違い、会話から、何かが生まれる
ハウスクリーニングを、会社が代行してくれる
社員の家まで迎えに来てくれるシャトルバスが走る
食事を圧倒的においしくしている理由、タダの理由
クライテリア❻ カルチャー
研修で合わないと感じたなら、40万円払うので退職を
社員の30%は内部の社員からの紹介による
信頼に足る人材を採用しているので、自由でルールがなくても大丈夫
会社によって、カルチャーは驚くほど違う
他の世界を見てくることで、視野が広がる
他部署のメンバーと3人以内で飲んだら補助が出る
空いた時間をどのくらい有効に使えるか
優秀な同期がいるからこそ、ここで働きたい、という発想
会社に自由に発言できる仕組みがある
ヒエラルキーがフラットだから、頑張れる
社内はできるだけ階層を作らないようにしている
第3章 あたらしい働き方を手に入れるために必要なこと
求められているのは、「自由にレバレッジをかけられる人」
あたらしい働き方を手に入れる17の必要なスキル
【仕事のスキル】
1 自ら考え行動できる
2 コラボレーションできる能力
3 時間効率がハイレベル
4 あたらしいハードワークができる
5 上下ではなく横のパートナーシップ
6 クラウドなどITを最大限活用する能力
7 売れる仕事のスキル
8 考えているだけでなく、行動する力
9 ボーダレスに仕事をする力
【思考のスキル】
10 人間性が重要
11 思考の柔軟さ
12 不確実性を楽しめる
13 暗黙知、明文化されていないルールを読める能力
14 お金だけではなく、意義を感じて働く力
15 自分自身をよく理解する能力
16 常に進化し続けられる力
17 自分のスタイルを持っている
あたらしい働き方を提供する会社を経営するために必要なこと
あたらしい働き方の会社を作るために必要な10の要素
1 粗利が高いビジネス
2 自由から成果・利益につなげる仕組み・体制
3 社員の無駄・非効率を徹底的に排除
4 コラボレーションする環境づくり
5 オフィスのロケーションを真剣に考える
6 管理から解放、命令から合意
7 クリエイティブな人事制度
8 ルールを減らす
9 カルチャーが方向性を作る
10 社会的意義があるか
DATA◎あたらしい働き方取材企業
❶ スタンフォード大学d.school
❷ エバーノート
❸ IDEO
❹ インストラクタブルズ
❺ キックスターター
❻ ネットアップ
❼ パタゴニア
❽ セールスフォース・ドットコム
❾ ホワイトストラタス
❿ ザッポス
⓫ カヤック
⓬ Sansan
⓭ スタートトゥデイ
⓮ チームラボ
⓯ ディー・エル・イー
⓰ Plan・Do・See(プラン・ドゥ・シー)
⓱ Liverty
⓲ ワークスアプリケーションズ
著者
本田直之(ほんだ・なおゆき)
レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長兼CEO
シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQへの上場に導く。
現在は、日米のベンチャー企業への投資事業を行うと同時に、少ない労力で多くの成果をあげるためのレバレッジマネジメントのアドバイスを行う。
東京、ハワイに拠点を構え、年の半分をハワイで生活するデュアルライフを送っている。
著書に、ベストセラーになったレバレッジシリーズをはじめ、『LESS IS MORE
自由に生きるために、幸せについて考えてみた。』(ダイヤモンド社)、『ノマドライフ』(朝日新聞出版)や、25万部を超えるベストセラーとなった『面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則』『ゆるい生き方』『7つの制約にしばられない生き方』(以上、大和書房)、『ハワイが教えてくれたこと。』(イースト・プレス)などがある。
著書は累計200万部を突破し、 韓国、台湾、中国で翻訳版も発売されている。
日本ファイナンシャルアカデミー、コーポレート・アドバイザーズ、米国Global Vision
Technology社、アスロニア、アロハテーブル、コポンノープ、アキュム等多数の企業の取締役を兼務。経営者を中心としたトライアスロンチーム、TeamAlapaを主宰する。
サンダーバード国際経営大学院経営学修士(MBA)
明治大学商学部産業経営学科卒
㈳日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー
アカデミーデュヴァン講師
上智大学非常勤講師。
http://www.leverageconsulting.jp
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