闇株新聞 the book
闇株新聞 the book
書籍情報
- 闇株新聞編集部 著
- 定価:1760円(本体1600円+税10%)
- 発行年月:2013年04月
- 判型/造本:A5並製
- 頁数:252
- ISBN:978-4-478-02352-5
内容紹介
「Libor不正操作事件の裏にはリーマン処理への“復讐”がある」など金融問題から「外務省はなぜ中韓に異常に卑屈なのか?」など政治問題まで、金融担当の新聞記者のみならず一般の個人投資家までが更新を今か今かと待つ話題のブログがついに単行本になった。書き下ろしもたっぷりてんこ盛りです!
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目次
はじめに
第1章 闇株的見方 為替をどう見るか? その❶【米ドル】
「金本位制時代」(1817年〜1973年) すべての価値の基準が「金」だった時代
◦金に自国通貨を固定することが国際社会の一員になる条件だった
◦世界経済の不均衡是正効果があった金本位制
「ブレトン・ウッズ体制」(1944年〜1971年)金の役割をドルが補っていた時
◦米ドルが世界の基軸通貨になっていく道のり
◦ブレントン・ウッズ体制はソビエト共産陣営の陰謀だった!?
「ニクソンショックと変動相場制」(1971年〜1985年)金との交換を停止したドルが価値の中心になっていく時代
◦基軸通貨で米国が手にした「特権」
「プラザ合意と、その後の国際通貨体制」(1985年〜2000年)基軸通貨・ドルを、米国が自国の事情で変動させていた時代
◦大幅な下落にも基軸通貨としての地位は揺るがず
◦日本政府と日本銀行の失策が招いた「失われた20年」
◦いよいよ米国のやりたい放題が始まった!
◦せっかくの円安と対外投資にブレーキをかけた日本政府と日本銀行
「未曾有の金融緩和時代 前半」(2001年〜2008年10月)米国の代理で日本が積極的に金融緩和した時代
◦2001年12月に突然大胆になった日本の量的緩和
◦キャリートレードで米国市場を潤した日本の量的緩和
「未曾有の金融緩和時代 後半」(2008年11月〜現在)米国自身が金融緩和に踏み切った時代
◦米国政府とFRBが踏み切った積極的な量的緩和
◦「金との交換停止」以降、ドルは金に対して45分の1になった
◦金融危機〜現在 各通貨は金に対してほぼ等しく減価
◦FRBは長期債の塊、米国のインフレ動向に注意
◦結局ドルはどうなる?
闇株新聞【米ドル】縮刷版
◦2010年12月7日……マネタリーベースは3倍超に あふれるドルの行方
◦2011年5月19日……ニッポンの轍は踏むな! 金融抑制の弊害を警戒する米国
◦2012年8月27日……米国金融危機であまり説明されてない救済劇・❶
◦2012年8月28日……米国金融危機であまり説明されてない救済劇・❷
◦2012年8月29日……米国金融危機であまり説明されてない救済劇・❸
◦2012年8月30日……米国金融危機であまり説明されてない救済劇・❹
◦2012年8月31日……米国金融危機であまり説明されてない救済劇・❺
◦2013年1月15日……FRBは通貨を発行していない!? 米国連邦債上限の抜け道
第2章 闇株的見方 為替をどう見るか? その❷【ユーロ】
財政も経済も優秀な国だけが参加してドルに対抗する基軸通貨になるはずだった
ユーロが導入された途端に各国の財政規律が緩みスタート直後から2年足らずで約3割の暴落
ポンド危機—ヘッジファンドとの戦いに敗れERMを離脱した英国とその後の好景気
ドルに次ぐ「国際通貨」としての地位が徐々に確立され8年間上昇を続けたユーロだったが…
債務国問題が深刻化していく中で逆に「基軸通貨」として安定感を増していった
債務問題があってもユーロ崩壊はあり得ない 歴史的・政治的背景からその役割を理解する
ドラギ総裁による絶妙な舵取りで安定しているECBのバランスシート
闇株新聞【ユーロ】縮刷版
◦2010年11月25日……銀行立国を目指したアイスランドの金融危機
◦2010年11月26日……為替レート調整の手が使えないアイルランドの金融危機
◦2011年7月12日……ヨーロッパの歴史からユーロの行方を探る その❶
◦2011年7月14日……ヨーロッパの歴史からユーロの行方を探る その❷
◦2011年7月19日……ヨーロッパの歴史からユーロの行方を探る その❸
◦2011年7月20日……ヨーロッパの歴史からユーロの行方を探る その❹
◦2011年7月26日……ヨーロッパの歴史からユーロの行方を探る その❺
◦2012年10月22日……国家分裂の火種抱えるスペイン 独立問題は意外なあの国にも!
第3章 闇株的見方 為替をどう見るか? その❸【人民元】
この10年で約4倍に成長した中国経済 2012年名目GDPは8兆4000億ドル
急成長を支えた資金はどこから来たか!? 中国人民銀行のバランスシートから読み解く
中国国内に外貨資産が流入した理由を探る—❶ 香港ドルに学んだ「ドルに固定する」メリット
中国国内に外貨資産が流入した理由を探る—❷ とんでもなく割安な固定レートを頑に維持した
中国の財政政策が抱える構造的な問題「ドルばかりを持ちすぎている」リスクが噴出
闇株新聞【人民元】縮刷版
◦2011年8月22日……なぜか東証が問題視しない中国企業の詐欺的上場 その❶
◦2011年8月24日……なぜか東証が問題視しない中国系企業の詐欺的上場 その❷
◦2013年3月7日……「中国問題」に切り込めるか!? セラーテムの架空増資事件
◦2013年9月28日……日本の株式市場を食い物にした黒幕らは必ず次を狙ってくる!
第4章 闇株的見方 徹底的に日本国債の話をしよう!【国債】
これだけは踏まえておきたい日本国債に関する必要最低限の数字
日本政府の負債総額は1131兆円
この10年で政府の負債総額は404兆円増加した
赤字補填の「特例国債」が歯止めなく増えている
「国債発行が膨らんで利払い負担が増えている」はウソ!
2013年に償還を迎える120兆円の国債は残存期間7年11カ月の新規国債170兆円に置き換わる
国債保有者の内訳は生保、年金、投信に集中 海外保有はわずか8.7%程度しかない
日本銀行の金融緩和策と国債買入れを「正しく理解」する
どんどん拡大していた「資産買入れ等の基金」の残高目標
買い入れた大量の長期国債は次々償還になっている
「長期国債買入れ残高」から45.8兆円が消えている!?
35兆円の「資産買入れ等の基金」は実質5兆円の想定だった!?
FRBやECBと比べ極めて健全で身軽な日本銀行のバランスシート、しかし
問題はささやかな試みで解消できる「日本国債」に関する2つの提案
◦提案❶「特例国債に限り削減数値目標を導入する」
◦提案❷「日本国債の海外保有を増やす」
日本銀行の「異次元」国債買入れの影響は?
闇株新聞【国債】縮刷版
◦2011年11月1日……円高に対する国家戦略とは その❶
◦2011年11月2日……円高に対する国家戦略とは その❷
◦2011年11月4日……日本国債が海外で買われると思う理由
◦2012年1月30日……ヘッジファンドが蠢(うごめ)く その❶
◦2012年1月31日……ヘッジファンドが蠢(うごめ)く その❷
◦2012年5月7日……改めて日本政府に対する「真摯な提言」その❶
◦2012年5月9日……改めて日本政府に対する「真摯な提言」その❷
◦2012年5月11日……改めて日本政府に対する「真摯な提言」その❸
◦2012年5月14日……改めて日本政府に対する「真摯な提言」その❹
◦2012年5月15日……改めて日本政府に対する「真摯な提言」その❺4
◦2012年12月25日……NHKスペシャル「日本国債」のとんでもない内容
◦2012年12月26日……日本国債はどうなる? その❶
◦2012年12月27日……日本国債はどうなる? その❷
◦2012年12月20日……日本銀行はヘッジファンドではない その❶
◦2013年1月11日……日本銀行はヘッジファンドではない その❷
◦2013年1月18日……日本銀行はヘッジファンドではない その❸
◦2013年1月23日……したたかな日本銀行の追加金融緩和
第5章 闇株的見方 日本株はこれからどうなるのか?【株】
日経平均株価のトレンドは米国10年国債の利回りに連動している
米国の金融政策に左右される日本株 QE1.2で上昇、打ち切りで下落
米国債利回りが史上最低を記録するほど深刻だった欧州の債務危機
米国10年債利回りの上昇幅が縮小 低下し始めたら日本株は要注意!
闇株新聞【株】縮刷版
◦2010年10月17日……エクイティファイナンスの裏側 儲けたのは誰だ!?「銀行編」
◦2010年11月9日……1枚のIRで100億円の利益!? 目を疑う新株予約権発行、ヤマシナ
◦2010年11月10日……乗っ取り屋の影に怯えたブルドックソースの対応は正しかったのか!?
◦2010年11月17日……ライブドアよりはるかに重大なのに課徴金で終わった日興コーディアル
◦2010年12月21日……少額の課徴金で済んだのは元検事総長の威光か?
◦2011年1月12日……あらゆる失政が凝縮された日本長期信用銀行事件 その❶
◦2011年1月13日……あらゆる失政が凝縮された日本長期信用銀行事件 その❷
◦2011年3月9日……何が目的だったのか? 「リクルート事件」を検証する
◦2011年3月23日……日本はなぜここに注目しないのか!? 資源の宝庫・サハ共和国
◦2011年6月9日……すべてがお手盛り!? 昭和HDのトンデモ増資
◦2012年6月6日……某有名水泳選手も騙された!? 灰色ファンドのやりたい放題
◦2011年6月23日……「ライブドア事件」とは何だったのか その❶
◦2011年6月24日……「ライブドア事件」とは何だったのか その❷
◦2011年9月1日……旧大蔵省VS検察庁の勢力争いと日債銀粉飾決算事件 その❶
◦2011年9月6日……旧大蔵省VS検察庁の勢力争いと日債銀粉飾決算事件 その❷
◦2012年7月5日……野村証券が当局の機嫌を損ねた!? ANAの「やっかいな」増資発表
◦2012年8月7日……鴻海に翻弄されたシャープ経営陣の逆走
◦2012年9月4日……JALの再上場と儲けた政府に期待すること
◦2012年11月1日……SBIホールディングス株主に村上ファンド—その意図は!?
◦2012年10月4日……凋落の原因はどこにあるのかソニーの戦略なき投資戦略
◦2012年12月11日……ソニーの新株予約権付社債のリパッケージ取引とは その❶
◦2012年12月12日……ソニーの新株予約権付社債のリパッケージ取引とは その❷
◦2011年10月24日……闇株新聞が踏み込む「オリンパスの闇」その❶
◦2011年11月16日……闇株新聞が踏み込む「オリンパスの闇」その❷
◦2011年12月7日……闇株新聞が踏み込む「オリンパスの闇」その❸
◦2012年12月22日……闇株新聞が踏み込む「オリンパスの闇」臨時版
◦2012年2月24日……闇株新聞が踏み込む「AIJ投資顧問の闇」その❶
◦2012年3月12日……闇株新聞が踏み込む「AIJ投資顧問の闇」その❷
◦2012年3月13日……闇株新聞が踏み込む「AIJ投資顧問の闇」その❸
[付録]闇株新聞 あらゆる世界に「闇」はある【社会・国際・歴史】縮刷版
●2011年2月1日……神の国で何が行われてきたか バチカン銀行の深い闇 その❶
●2011年2月2日……神の国で何が行われてきたか バチカン銀行の深い闇 その❷
●2011年2月28日……テンプル騎士団とフリーメーソン その❶
●2011年3月1日……テンプル騎士団とフリーメーソン その❷
●2011年3月4日……テンプル騎士団とフリーメーソン その❸
●2012年3月16日……マドフ巨額詐欺事件で「被害者」に支払命令下る!?
●2012年5月16日……JPモルガン・チェース巨額損失事件の不思議 その❶
●2012年5月17日……JPモルガン・チェース巨額損失事件の不思議 その❷
●2012年7月20日……スイス銀行も通報義務がある? マネーロンダリングの話
●2012年7月4日……英国バークレイズ銀行LIBOR事件の背景 その❶
●2012年7月6日……英国バークレイズ銀行LIBOR事件の背景 その❷
●2012年12月13日……英国バークレイズ銀行LIBOR事件の背景 その❸
著者
闇株新聞編集部
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