自分の小さな「鳥カゴ」から飛び立ちなさい
京大キャリア教室で教えるこれからの働き方
自分の小さな「鳥カゴ」から飛び立ちなさい
京大キャリア教室で教えるこれからの働き方
書籍情報
- 河合 江理子:著
- 定価:1540円(本体1400円+税10%)
- 発行年月:2013年07月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:218
- ISBN:978-4-478-02336-5
内容紹介
あなたは出口の見えない努力をつづけていませんか?ハーバード、マッキンゼー、INSEAD(欧州経営大学院)、BIS(国際決済銀行)、OECD(経済協力開発機構)…日本・アメリカ・ヨーロッパ、本物の世界を知る日本人が明かす、国境を越えて生きるための武器と心得。
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目次
はじめに
第1章 自分の小さな「鳥カゴ」から飛び立ちなさい
高校の掲示板から始まった世界への挑戦
とにかく行ってみればなんとかなる
ハーバード卒業後の仕事はお茶くみとコピー取り
脱け出さなければ何も変わらない
出口につながる「意味のある努力」
会社はなくらないという思い込み
出口の見つけ方がわからないまま働く毎日
組織に馴染めなくても辞めようと思えない理由
将来の年金だけが楽しみな生活
マインド・アイで目標を見つけなさい
「ここに一生いる必要はない」
「鳥カゴ」の出口は常に開いている
第2章 日本人だからこそ世界で活躍できる
試合に負けることから学ぶ
治安は最悪、言葉も通じない、ポーランドでの過酷な生活
快適さを捨てた先で得た自信
帰国子女だからこその悩みもある
日本人というアイデンティティは不変
日本人としてのプライドで活躍する宇宙飛行士
日本を知ることが海外で働くための武器
第3章 見せかけの自信は本物の自信に変わる
外国人は空気を読んでくれない
とにかく「できる」と言ってしまうアメリカ人
卒業25年の同窓会で伝えられた意外な言葉
ハーバード大学の学生も感じていた劣等感
外見から生まれる見せかけの自信でもいい
できない自分は「仮の姿」と信じる
成長できる会社は一流の学校
専門性でキャリアの軸を持ち、国境を越える武器にしよう
第4章 使える外国語の習得にはコツがある
なぜ英語だけは完璧に話そうと思ってしまうのか?
語学は体育、とにかく体に叩き込む
構文の暗記が上達のコツ
「英英辞典」で英語で考えるクセをつける
マンツーマン(少人数)は使える外国語への近道
アウトップトがカギになる
勉強する環境は目の前にある、最新ツールを活用しよう
第5章 プレゼンテーションは「習うより慣れよ」
伝わらないアイデアは、考えていないことと同じ
慎重で臆病な人ほどプレゼンはうまくいく!
聴衆は「ドラマ性のある声」に惹かれる
プレゼンの成功は最初の30秒で決まる!
日本的論理より欧米的論理が有効
スティーブ・ジョブズのプレゼンは最高の教科書
今日やる予定のことは、本当にやりたいことだろうか?
第6章 交渉力を身につけて人生を豊かにする
交渉はナンパと同じ、失敗しても恥ずかしくない
交渉して当たり前の文化
主張すれば受け入れてくれるアメリカ
日常生活とビジネスシーン、交渉はどう変わるのか?
違う自分を演じれば交渉は怖くない
相手に利益があることをはっきり打ち出す
「Yes」で答えられる質問から関係を築こう
交渉を成功させるために必要な4つのこと
第7章 信頼あるつながりで広がる世界
「助けてください」と言えるつながり
まとまらないメンバーがチームワークを教えてくれた
多様性ある環境ほど自分の強みが見えてくる
もっとも信頼できるインナーサークルの関係
旅費まで負担してくれる同窓生の強いつながり
辞めた組織の関係も途切れさせない
名刺交換以上の関係を築く「エレベータートーク」
個人の魅力を磨くことが仲間入りの条件
「知らなかった」では許されないミスもある
いつでも頼れるメンター(指導者・サポーター)を見つけよう
困ったときは素直に頼る、受けた恩は「誰か」に返せばいい
第8章 キャリアの正解は1つじゃない
自分でつくったキャリアの大転換のきっかけ
キャリアはいつだってやり直せる
ポジティブなイメージを持つことが成功のカギ
強いイメージを持てば、自分の可能性は無限大
なぜ、大学に通う必要があるのか?
たった1年間の猶予で人生を豊かにする
世界で25万人が入学している新しい大学
キャリアの正解は1つじゃない
おわりに
著者
河合江理子(かわい・えりこ)
京都大学国際高等教育院教授。
東京都生まれ。東京教育大学附属高等学校(現筑波大学附属高等学校)を卒業後、アメリカのハーバード大学で学位、フランスのINSEAD(欧州経営大学院)でMBA(経営学修士)を取得。その後、マッキンゼーのパリオフィスで経営コンサルタント、イギリス・ロンドンの投資銀行S.G. Warburg(ウォーバーグ銀行)でファンドマネジャー、フランスの証券リサーチ会社でエコノミストとして勤務したのち、ポーランドでは山一證券の合弁会社で民営化事業に携わる。
1998年より国際公務員としてスイスのBIS(国際決済銀行)、フランスのOECD(経済協力開発機構)で職員年金基金の運用を担当。OECD在籍時にはIMF(国際通貨基金)のテクニカルアドバイザーとして、フィジー共和国やソロモン諸島の中央銀行の外貨準備運用に対して助言を与えた。その後、スイスで起業し、2012年4月より現職。
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