外資系コンサルの仕事を片づける技術
外資系コンサルの仕事を片づける技術
書籍情報
- 吉澤準特 著
- 定価:1540円(本体1400円+税10%)
- 発行年月:2013年06月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:256
- ISBN:978-4-478-02220-7
内容紹介
「膨大な仕事量を、いかに効率よく、質を落とさずやるか」。現役の外資系コンサルがやっている、仕事をサクサク片づける方法、公開! 速くて質の高い仕事をするコツは、たった1つ。"仕事を「小分け」にして、「カタ」にはめる" その極意をお伝えします!
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目次
はじめに
CHAPTER 0 「できる人」と「そうでない人」のたった1つの違い
がんばっているけど「むくわれない」人
評価される人は「ここ」が違う!
CHAPTER 1 まず、「仕事の鉄則」を身につけよう!
すべての土台となる3つの鉄則
俯瞰して「目的を見据える」
掘り下げて「中身を知る」
効率の良い「順序を考える」
CHAPTER 2 仕事は「4つ」に分けると、うまくいく!
すべての仕事は、4つに分かれる
相手の話を正確に「聴く」
情報をわかりやすく「伝える」
効率的に仕事を「段取る」
働きかけて人を「動かす」
CHAPTER 3 「聴く」スキルを高める
「聴く」スキルを高めるフレームワークと12のテクニック
キラーフレームワーク:アクティブリスニング
①相手の言い分は無条件で受け入れる
②うなずき、繰り返し、言い換えを用いる
③誘導尋問を避ける
「聴く」ための12のテクニック
〔基本姿勢〕
・相手の話は最後まで聞く
・常にメモとペンを持ち歩く
〔情報の聞き出し方〕
・自分なりの答えを持ってから質問する
・相手の質問には正面から答える
・相手の主張は理由と結果に分ける
・英語で情報収集する習慣をつける
・海外の情報を活用する
〔情報のまとめ方〕
・得られた情報は、事実と推測に分ける
・論理的な考察と主観的な感想を分ける
・問題、課題、リスクをしっかり分ける
〔聴くタイミング〕
・声をかけるタイミングに気をつける
・電話、メール、チャットを使い分ける
CHAPTER 4 「伝える」スキルを高める
「伝える」スキルを高めるフレームワークと10のテクニック
キラーフレームワーク:PAC思考
①最終的な目的を共有する
②「前提、仮定、結論」の3つを意識する
③結論は、前提とセットで示す
「伝える」ための10のテクニック
〔基本姿勢〕
・伝える内容は小分け&シンプルにする
・メールでは一歩踏み込んで内容を伝える
・改善目標と制約条件を整理する
〔情報の伝え方〕
・名前を呼びかけてから伝える
・選択肢ごとの違いをハッキリさせる
・「空中戦」を避け、具体的に確認する
〔資料の作り方〕
・口頭説明が必要な資料は作らない
・パワポ資料は、全体像を考えて作る
・メールは件名だけで伝わるようにする
・仕事のやりとりは、証跡を残す
CHAPTER 5 「段取る」スキルを高める
「段取る」スキルを高めるフレームワークと6つのテクニック
キラーフレームワーク:GTD
①すべての仕事は「個々の作業」に分解!
②時間のかからない依頼はすぐ対応する
③作業の取組順序を決める
④アナログとデジタルをうまく活用する
「段取る」ための6つのテクニック
〔基本姿勢〕
・ToDoリストは、毎日更新する
・仕事の所要時間は、倍の時間を想定する
・作業の本質を理解して+αをやる
〔作業の効率化〕
・資料は骨子レベルでレビューしてもらう
・10分調べてダメなら人に聞く
・何度もやる作業はルーチン化する
CHAPTER 6 「動かす」スキルを高める
「動かす」スキルを高めるフレームワークと12のテクニック
キラーフレームワーク:BATNA/ZOPA
①反対意見を確認し、事前に対策を立てる
②受け入れ可能な落としどころを探る
③ハイボールを投げて相手の出方を見る
「動かす」ための12のテクニック
〔基本姿勢〕
・会議は目的とゴールを決めてから始める
・あいまいな判断で会議を終わらせない
・意見を出しやすい雰囲気を作る
・上司目線でやるべきことを考える
〔議論の進め方〕
・仕事を頼むときには依頼と期待を伝える
・相手の意見をベースに妥協案を探る
・結論を言わせ、当事者意識を持たせる
・会議を脱線させない
・相手に合わせて柔軟に対応する
→実用志向/低リスク志向
→こだわり志向/協調志向
〔議事録の作り方〕
・議事録は、当日中に率先して書く
・議事録は、わかりやすく書く
・議事録は、議題単位で整理する
CHAPTER 7 プロフェッショナルであり続けるために
プロフェッショナルの基本姿勢
〔仕事の付加価値を高める〕
・できません」と言わない
・どんな仕事でも学びとる姿勢を持つ
・情報自体ではなく、とり出し方を覚える
・重要な数字は優先的に暗記する
・会議に臨む前に参加意義を考える
・担当未確定の課題は率先して引き受ける
・根拠がなくても自信を持って説明する
・仕事を任せたら口出ししない
〔周囲との協調性を高める〕
・会議には理由なく遅刻しない
・出社と退社のあいさつをする
・相手に体を向けて会話をする
・不快感を持たせない言葉づかいをする
・不快感を持たせない態度を心がける
・チームメンバーの悩みを積極的に聞く
・仕事以外の話もできるようにする
・相手をほめるときは理由を添える
・上司とは、建設的な関係になる
〔ストレスある状況を耐え抜く〕
・前向きな姿勢が問題を打開する
・「次にどうすべきか」を常に考える
〔自己成長を支える〕
・ロケットスタートを狙う
・ロールモデルを選んで優れた点をマネる
・チームの外側にメンターを持つ
・職場以外のコミュニティを見つける
CHAPTER 8 成長の先にあるキャリアを考える
自分の足りない部分を意識する
新入社員時代のロールモデル
中堅社員時代のロールモデル
ベテラン社員時代のロールモデル
著者
吉澤準特(よしざわ・じゅんとく)
外資系コンサルティングファーム勤務。
専門領域において、日本支社のリーダーを務め、ビジネスからシステムまで幅広くコンサルティングを手がける。プロジェクトマネージャーとして、数百億円規模のシステム運用改善、あるいは組織改革、人材育成に携わることも多い。ITサービスマネジメントの世界基準である、ITIL Managerの有資格者でもある。
業務が広範囲にわたるため、組織の責任者、中間管理職、現場担当者といった、あらゆる層を対象としたコミュニケーション・折衝の経験が豊富。
社内の新人研修責任者を務めたこともあり、新人コンサルタント育成の手法についても詳しい。そうした新人からベテランまでの人材育成経験をベースに、本書の「4つのスキル」(“聴く”、“伝える”、“段取る”、“動かす”)をコアとする仕事術が誕生した。
著書に『フレームワーク使いこなしブック』、『ビジネス思考法使いこなしブック』(いずれも日本能率協会マネジメントセンター)、『最新会議運営の基本と実践がよ〜くわかる本』(秀和システム)がある。
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