小さな会社は「決算だけ」税理士に頼みなさい!
小さな会社は「決算だけ」税理士に頼みなさい!
書籍情報
- 土屋裕昭/中小企業の悩める社長代表:著
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2012年09月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:256
- ISBN:978-4-478-02196-5
内容紹介
通常、会社は税理士と顧問契約を結んでいるが、年間で約60万円にもなる顧問料は余裕のない会社にとっては大きな痛手。「その支出をなくす方法を知りたくないですか?」と聞かれて、NOと答える経営者はいないはず。普通の税理士は絶対に教えない、税理士に「決算だけ」依頼して、会社をうまく経営する方法を解説する。
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目次
プロローグ──土屋先生、こんなにしゃべっちゃって平気ですか?
第1章 「決算だけ」でいい、これだけの理由
1 月額顧問料がなくなれば、会社にお金が残る!
2 日々の経理を完璧にこなしても儲けは増えない
3 顧問契約を結んでいても、税務調査は甘くならない
4 税理士への甘えを断ち切ると経理部門を合理化できる
5 「決算だけ」のデメリットも知っておこう
第2章 「決算だけ」の税理士の選び方・頼み方
1 税理士にとって「決算だけ」の顧客は迷惑?
2 事務所の規模・キャリアなどによってサービスに違いはあるか?
3 「決算だけ」を快く引き受けてもらえる税理士の探し方・頼み方
4 「決算だけ」の料金相場は?
5 顧問税理士との契約を上手に打ち切る方法
6 「決算だけ」でも、節税や融資のアドバイスは受けられるか?
第3章 「決算だけ」の依頼パターンは4つある
1 「決算だけ」の4つの依頼パターン
2 社長自らが経理の中心になる
3 「決算だけ」の経理を簡略化する7つの方法
4 「決算だけ」の経理の実務はこの2つに注意しよう
5 「決算だけ」を税理士に依頼するタイミング
6 記帳代行業者へ依頼するメリットは少ない
第4章 「決算だけ」でもできる! 効果バツグン「節税対策」
1 「決算だけ」の節税対策は、こう考える!
2 決算日「前」でないないとできない節税方法①中小企業倒産防止共済へ加入する
3 決算日「前」でないないとできない節税方法②30万円未満の備品を購入する
4 決算日「前」でないないとできない節税方法③30万円以上の固定資産は「中古資産」を購入する
5 決算日「前」でないないとできない節税方法④決算賞与を支給する
6 決算日「前」でないないとできない節税方法⑤短期前払費用を計上する
7 決算日「前」でないないとできない節税方法⑥固定資産を除却する
8 決算日「後」でもできる節税方法①未払計上をする
9 決算日「後」でもできる節税方法②売上計上基準を見直す
10 決算日「後」でもできる節税方法③貸倒損失を計上する
11 決算日「後」でもできる節税方法④車両の付随費用を減価償却から除く
12 決算日「後」でもできる節税方法⑤敷金・保証金を償却処理する
第5章 「決算だけ」でも成功する「融資」のコツ
1「決算だけ」のデメリットは期中の融資の申し込み
2 金融機関の「見る目」を知り弱点を補う
3 金融機関は決算書を「スッピン」につくり変えている!
4 自社でもできるイケてる決算書のつくり方
Ⅰ.イケてる決算書「B/S」編
Ⅱ. イケてる決算書「P/L」編
第6章 「決算だけ」でも失敗しない「消費税」の基礎知識
1 顧問税理士のチェックがないだけに「消費税」の扱いには注意しよう
2 消費税の課税事業者か判定しよう
3 「決算だけ」に必要な消費税処理のポイント
4 簡易課税と本則課税、どちらが有利?
5 税込方式と税抜方式、どちらが有利?
6 消費税の中間申告をきちんと処理しよう
7 計上を間違いがちな消費税ベスト3
第7章 さあ「決算だけ」をお願いしよう!
1「決算だけ」の依頼に必要な準備と書類
2「決算だけ」の依頼時のポイント
おわりに
著者紹介
土屋裕昭(つちや・ひろあき)
税理士、CFP、登録政治資金監査人
1973年生まれ。大学卒業後、一般企業勤務を経て、簿記知識ゼロから3年間で税理士試験合格。設立間もないベンチャー企業から上場会社まで、幅広い法人クライアントをサポート。特に、中小企業のサポートを得意としており、商人気質を持った税理士(実家は、新宿でお好み焼き店を営んでいる)として経営者からの信頼も厚い。「決算だけ」の先駆的存在。共著に『やさしくわかる経理・財務の基礎知識』(税務経理協会)、『経理・財務スキル検定FASSテキスト&問題集』(日本能率協会マネジメント)、監修に『小さな会社 社長が知っておきたいお金の実務』(実務教育出版)など。
●土屋会計事務所
東京都新宿区西新宿6-12-7 ストーク新宿1F
URL:http://www.th-kessan.jp/
中小企業の悩める社長代表(ちゅうしょうきぎょうのなやめるしゃちょうだいひょう)
社員7名前後の小さな会社の社長を9年間務めた後、その会社を共同経営者にゆずり、現在は1人社長の会社を経営中。「税理士=厳しい」というイメージと資金面の問題、また自身のあまりの多忙さがあいまって、起業以来、約10年間、税理士と顧問契約を結ばず、決算も自力でこなしてきた。税理士のサインがない申告書を提出しながら、「いつか税務署に目をつけられるのでは……」とおびえる日々から抜け出すべく、今回、悩める中小企業の経営者を勝手に代表して「決算だけ」について土屋先生の教えを乞う。
企画・編集協力
Business Train(株式会社ノート)
起業・開業・ビジネス分野のコンテンツ制作から支援まで行うエキスパート集団。小さな会社やお店の取材は500件を超え、現場から抽出した実践重視の解説で高い評価を得ている。著書、編集協力作品に『フリーランス・個人事業の青色申告スタートブック』(ダイヤモンド社)、『お店やろうよ!シリーズ①〜⑳』(技術評論社)など多数。今回、代表の飯野実成が悩める社長代表として執筆に加わる。
●問い合せ先:info@note-tokyo.com
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