なぜ、日本では本物のエリートが育たないのか?
東大でも教えてくれない世界が求める3つの力
なぜ、日本では本物のエリートが育たないのか?
東大でも教えてくれない世界が求める3つの力
書籍情報
- 福原正大 著
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2012年12月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:200
- ISBN:978-4-478-02173-6
内容紹介
日本では優秀なのに、海外で評価されないのはなぜか?それは、英語力やMBAのせいではありません。次の「3つの力」を知らないからです。「答えは1つじゃないと知ること」「確かな理論と枠組みを学ぶこと」「多様性を引き出すための対話力を身につけること」。これらを実践できれば、本物のエリートになれるのです!
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目次
序章
今こそ、新しい『学問のすゝめ』が必要だ!
なぜ教育内容の差が、経済と関係するのか?
記憶力だけでは太刀打ちできない!
世界が求めているのは、英語力やMBAだけじゃない
国内で優秀でも、海外で評価されない本当の理由
これからの時代に必要なエリートとは?
第1章 日本と世界、こんなに違う「頭のいい人」「仕事のできる人」
優秀な子が、フランスでは0点?!
日本では、レポートに意見はNG?!
外資系の強さは、上司のレベルの高さ
ビジネスには、「論」と「実」が必要
会議の事前準備は8時間!!
「強み」を伸ばせと言うアメリカ人上司
泣くまで本音を言い合う「死の谷ミーティング」
外国人上司に、認められた!
外資系で評価された3つのポイント
ドメスティックな日本企業のおかしな習慣
「前例がない」ため、稟議書をまわすのに半年待ち
国内評価と海外評価のギャップに脅えていませんか?
世界を知り、遅れを取り戻せ
「自分の意見を持つ」ためにも学びの柱が必要
第2章 フランスから学ぶ──「答えは1つじゃなくていい」
3歳児も哲学を学ぶ国
「疑問」を持つほど「答え」の幅は広がっていく
ヨーロッパの強さを象徴するINSEAD
言葉が通じても、話が通じない!
政治の授業で「井の中の蛙」を知る
海外留学する真の目的
多様な鏡で自分を映せ
第3章 アメリカから学ぶ──「論理をしっかり叩き込め」
「人格」に惑わされるな、『君主論』を読め
Win-Winを手放しで喜ぶな
理論に弱い日本の組織
多様だからこそ、共通の作法が必要
理論の穴を突くクリティカルシンキング
「パレートの法則」を覆す
なぜ、英語は「会話力」より「多読力」なのか?
時には「バカになれ」
第4章 世界のエグゼクティブに学ぶ──「多様性を"対話力"で引き出せ」
なぜエグゼクティブプログラムでは、「対話力」を問うのか?
演技力で部下をマネジメント
10倍差の報酬でやる気を引き出す
チームでは「フェア感」が大事
経営はジャズから学べ!
グローバル化によって、対話力が求められるように
「読み書き、そろばん」教育から脱却できるのか?
スタンフォードが示した「未来の教育」
グーグルやフェイスブックの社員が子どもを通わせたい学校
輸入すべきものと輸出できるもの
第5章 ヒントはアジアにある──「詰め込み式+αを開拓せよ」
世界トップスクールの姉妹校が次々と韓国へ
アジアの中でも存在感を失いつつある日本
「学ぶ意味」を求めてNPO活動へと向かう若者たち
アジアパシフィックの一員として考える
英語力のなさを言い訳にしていた自分
意欲的な中国人の高校生
「留学よりも東大」という日本の親たち
インドの「頭脳立国」戦略
「詰め込み式」のインドが飛躍できた理由
第6章 フレームを身につけ、フレームを超えろ
教師は「答え」を持っていない
「答えは一つ」をほぐす柔軟体操〜なんでもいいからアイディアを言葉に出す〜
「ファイブフォース」で分析し、「ブルーオーシャン戦略」で考えさせる
「国家」「自由」について深く考える
伝統芸能の「守破離」を意識せよ
「3つの学びの柱」で、リーダーが育つ
おわりに
グローバル化の渦に飲み込まれ、気づいたこと
「日本人は顔が見えない」と言わせない!
勉強をすることで、道が開けた
スタンフォードが出した答え
著者
福原正大(ふくはら・まさひろ)
Institution for a Global Society(IGS)株式会社代表取締役
慶應義塾大学卒業後、1992年に東京銀行に入行。INSEADにてMBAを取得。「グランゼコールHEC」で国際金融の修士号を最優秀で取得。筑波大学博士(経営学)取得。
2000年、世界最大の資産運用会社バークレイズ・グローバル・インベスターズに転職。35歳にして最年少マネージングダイレクター、その後日本法人取締役に就任し、アイビーリーグやインド工科大学などの卒業生とともに経営に関与。ウォートンやIMDなど世界のトップ大学院にて多くのエグゼクティブ研修を受ける。
2010年、未来のグローバルリーダーを育成する小中高生向けスクールIGSを設立。
2011年、日米リーダーシッププログラム日本側デリゲートに選出。