• twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

高齢者が働くということ

従業員の2人に1人が74歳以上の成長企業が教える可能性

  • 紙版
  • 電子版

高齢者が働くということ

従業員の2人に1人が74歳以上の成長企業が教える可能性

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • ケイトリン・リンチ 著/平野 誠一 訳
  • 定価:2640円(本体2400円+税10%)
  • 発行年月:2014年04月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:432
  • ISBN:978-4-478-02166-8

内容紹介

アメリカには、高齢書の雇用に成功し、この10年間、右肩上がりの成長を続ける企業がある。本書は、気鋭の文化人類学者が5年かけてこの企業を取材し、その同じ職場で高齢の従業員たちとともに働く経験をしながら、高齢者にとって働く場所があることの意味を様々な角度から明らかにする。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

序章 針をつくることは、人生を生きること

 ヴァイタニードルという会社
 働くことと引退すること
 文化的に構築された「老い」
 ヴァイタニードルにどっぷり浸かる
 針をつくり、人生をつくる

第1部 UP THE STAIRS  階段をのぼった先にある世界

    巣箱に間違えられた工場 ジム・ダウニー

第1章 フレッドのために稼ぐ ── 生産性、人々、生きがい

 能率ゲーム
 スペースとプロセスにおける「共依存」
 生産性チェック
 クリスマス・ボーナス
 生産性、人々、そして引退後のやりがい
 ピザ・タイム

第2章 アンティークな機械とアンティークな人たち ── ヴァイタニードルという家族

 家族経営の事業と理想化された家族
 ヴァイタニードルの家族の特質
 工場で見られる同質性
 外側に座って、内側をのぞき込む
 結び ── 同質性は労務管理の手段なのか

第3章 しばられない生き方 ── 自由と柔軟性

 自発的に搾取される
 自由と柔軟性
 結び ── 会社への忠誠心と一つの生き方

第2部 IN THE PRESS  メディアはどう見ているか

第4章 高齢化の波」に乗る ── 世界各地で高まるヴァイタニードルへの関心

 メディアにおけるヴァイタ
 視聴者の反応  ── 世界じゅうから届く手紙とメール
 政治的文脈におけるヴァイタニードル
 結び ── レンズとしてのヴァイタ

第5章 ローザは国の宝 ── 「スター」になって発揮された行為主体性

 鏡の間
 脚光を浴びる人生の価値評価
 行為主体性、自己成型、名声
 偶像的イメージと実際の人生
 公的な生活のなかの私的な側面
 結び ── 国の宝

終章 小さな工場が教える大きな教訓

あとがき

謝辞

訳者あとがき

注記

参考文献





著者

ケイトリン・リンチ(Caitrin Lynch)
オーリン大学人類学准教授。シカゴ大学で文化人類学の修士号、博士号を取得。米国人類学協会(AAA)会員。専門は労働、ジェンダー、高齢化政策、文化基準など。スリランカで経済のグローバル化と伝統的社会通念の板挟みとなった衣料品工場の女性労働者の実態を10年以上調査してまとめた著書『ジューキ・ガールズ、グッド・ガールズ──スリランカの世界的な衣料産業におけるジェンダーと政治文化(Juki Girls, Good Girls: Gender and Cultural Politics in Sri Lanka’s Global Garment Industry)』 (邦訳未刊)は、大きな反響を得た。


訳者

平野誠一(ひらの・せいいち)
銀行勤務などを経てビジネス・経済・金融関連の翻訳に携わる。訳書に『最悪期まであと2年! 次なる大恐慌』『バフェット流投資に学ぶこと、学んではいけないこと』『[新版]バフェットの投資原則』(ダイヤモンド社)、『よい上司ほど部下をダメにする』(講談社)などがある。愛知県在住。

プリント版書籍は下記のストアでご購入いただけます。
  • Amazon で購入
  • e-hon で購入
  • HMV&BOOKS online で購入
  • 紀伊国屋BookWeb で購入
  • セブンネットショッピング で購入
  • TSUTAYAオンラインショッピング で購入
  • BOOKFAN で購入
  • Honya Club で購入
  • ヨドバシカメラ で購入
  • 楽天ブックス で購入

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるためお取り扱いがない場合がございます。)

電子書籍は下記のサイトでご購入いただけます。

(デジタル版では、プリント版と内容が一部異なる場合があります。また、著作権等の問題で一部ページが掲載されない場合があることを、あらかじめご了承ください。)

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加