媚びない人生
媚びない人生
書籍情報
- ジョン・キム 著
- 定価:1430円(本体1300円+税10%)
- 発行年月:2012年05月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:256
- ISBN:978-4-478-01769-2
内容紹介
悩んでいる読者に向かって、「自分と向き合い、悩みなさい。そして、どんな瞬間も自分を信じなさい」とエールをおくる本。絶対不可侵の、純度の高い自分になるために。そして、この瞬間を生き抜くために必要な考え方を著者は語ります。誰も見たことのない自分だけの地図を書くことができるようになる本です。
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目次
はじめに
自分と向き合い、悩みなさい。そして、どんな瞬間においても、自分のことを信じなさい
プロローグ
「強さ」だけが人間を独立した存在に導く
第1章 「今」と向き合う〜自然体になれる強さを手に入れる
世界を征服するより、自分を征服するほうが難しい
失われた自分を取り戻す
自然体とは、内面と外面が一致している状態
幸せの絶対的な基準を持つ
不満の原因は、自分の中で見つける
強がりは、成長の糧となる
学びに対して貪欲であれ
自分にとっての理不尽は、相手にとっての合理である
本当に権威がある人は、権威を振りかざさない
従順な羊ではなく、野良猫になれ
第2章 自分と向き合う〜富士山でなく、エベレストを目指せ
漠然とした不安に負けない
恥じるべきは、無知への無知
知ったふりはしない
途方もない目標を立ててみる
日常は自分が選択した結果に過ぎない
孤独とは、自分と向き合う時間
ネガティブな感情に居場所を与える
すぐに結果が出ることなど、大した挑戦ではない
起きてしまったミスは、肯定的に捉える
結果に対する全責任を負う決意に基づいた選択は、常に正しい
成長に終着駅はない
第3章 社会と向き合う〜不可抗力に逆らわず、可抗力の統制に集中する
不可抗力に逆らわない
普遍的な真実はない。社会的な真実があるだけ
説得力によって、社会的な真実を創りあげる
理解なき批判をしない
2割話し、8割聞く
空気を破る─自分は独立した存在であることを示すために
常識を疑い、前提を疑う
むやみに自己主張はしない
多元的に物事を見る機会を作れ
見えないものを見て、聴こえないものを聴く
誰も見たことのない地図へと塗り替えよ
第4章 他者と向き合う〜絶対不可侵領域を持った自己を育てる
他者の目を気にしない。評価を過大評価しない
事前許可なしで動ける人間であれ
言葉は、量ではなく重さで勝負せよ
時には戦略的に取り込まれる
群れから離れる
枠から意識的にはみ出す勇気を持つ
自分だけの山を見つける
第5章 仕事と向き合う〜超ガラパゴス人材になる
代替不可能な自分を創りあげる
社会を知らずに仕事を選んでいることに気づけ
常に経営者的な意識を持つ
最終決定を他人のものにするな
やりたいことをやるためにも、やるべきことをこなす
見せるのは結果だけ。過程は見せない
思いつきは99%実現しない
目的意識を持つ。アクション志向を持つ
目標設定は抽象的に、実現方法は柔軟に
評価軸を外に置かない
ボーダーを超える異端児となれ
クリエイティビティは違和感から生まれる
接点思考で新しい文脈を創りあげる
第6章 人生と向き合う〜5年後の計画は立てるな
人生の目的、方向、スピードを意識する
5年をひとつの人生として捉える
動いた分、報われる
当事者意識を持つ
直感を信じ、直感を磨く
緊張を楽しむ
戦略的にやめる
書籍をA4の紙1枚にまとめられるか
肯定のオーラの起点となれ
すべてを「師」に変えていく
理想の自分に変わる方法がある
旅に出よ。居場所を変えよ
第7章 未来と向き合う〜純度の高い自分を創る
スケジュール帳に白の空間を広げる
居心地の良さを警戒せよ
成功も失敗も、「状態」である
Fail faster, succeed sooner
成功体験の奴隷にならない
すぐには役に立たない本を選べ
集中力とは、心身の細胞を制御すること
光を見つけ出す。そして見失わない
過去に縛られず、未来に怯えない
瞬間を生きる。次の瞬間、死んでもいいように
おわりに
絶対不可侵領域としての自己を確立し、どんな状況でもそれを貫くことだ
著者
ジョン・キム(John Kim)
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科特任准教授。韓国生まれ。日本に国費留学。米インディアナ大学博士課程単位取得退学。中央大学博士号取得(総合政策博士)。
2004年より、慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構助教授、2009年より現職。英オックスフォード大学客員上席研究員、ドイツ連邦防衛大学研究員(ポスドク)、ハーバード大学法科大学院visiting scholar等を歴任。
アジア、アメリカ、ヨーロッパ等、3 大陸5 ヵ国を渡り歩いた経験から生まれた独自の哲学と生き方論が支持を集める。本書は、著者が家族同様に大切な存在と考えるゼミ生の卒業へのはなむけとして毎年語っている、キムゼミ最終講義『贈る言葉』が原点となっている。この『贈る言葉』とは、将来に対する漠然とした不安を抱くゼミ生達が、今この瞬間から内面的な革命を起こし、人生を支える真の自由を手に入れるための考え方や行動指針を提示したものである。
Twitter:@kimkeio
電子書籍は下記のサイトでご購入いただけます。
(デジタル版では、プリント版と内容が一部異なる場合があります。また、著作権等の問題で一部ページが掲載されない場合があることを、あらかじめご了承ください。)
社会を変えるには時間がかかるが、自分の内面の革命は、この瞬間に起こすことができる
「自分に誇りを持ち、自分を信じ、自分らしく、媚びない人生を生きていって欲しい。そのために必要なのは、まず何よりも内面的な強さなのだ」
将来に対する漠然とした不安を感じる者たちに対して、今この瞬間から内面的な革命を起こし、人生を支える真の自由を手に入れるための考え方や行動指針を提示したのが本書『媚びない人生』です。
従順な羊ではなく、野良猫になれ
韓国から日本へ国費留学し、アジア、アメリカ、ヨーロッパ等、3大陸5ヵ国を渡り歩き、使う言葉も専門性も変えていった著者。その経験からくる独自の哲学や生き方論に心を揺さぶられます。
「瞬間を生きる。次の瞬間、死んでもいいように」
「結果に対する全責任を負う決意に基づいた選択は、常に正しい」
「若い時代の漠然とした不安というのは、ネガティブな証拠なのではなく、ポジティブな証拠なのである」
「努力してなかなか結果が出ないときほど、喜ぶべきだ。最終的に得る結果は大きくなると信じて、努力し続ければいい」
「社会にある分類は、実は自分の力で超えられる。誰も見たことのない地図へと塗り替えよ」
「クリエイティブは、事前許可なしに生まれる。事前許可なしで動ける人間であれ」
「目的地がない船には、どんな風も順風になることはない」
「肯定のオーラの起点となる。与えることに喜びを感じる人になる」
「ボーダーを超えた異端児は、社会に対する説得のプロセスと証明のプロセスを経て、社会のリーダーになっていく」
など、著者の熱い言葉にやけどしそうになります。
「人間は確実に死ぬ。死んだ後に、君はどんなふうに人々に記憶されたい? 君の生きた証しというものについて、君はどんなふうに今、語れるだろうか」
著者が、若い人たちにこの質問を投げかけると、多くの人が言葉に詰まり、やがては大粒の涙をこぼし始めるといいます。
みんな一生懸命に生きている。必死で目の前の物事と格闘している。しかし、思うような結果が出せない。
自分が努力していることが自分の目指す明るい将来につながっているのだろうか、と不安になり、この質問の答えがわからなくなり涙があふれるのです。
著者は、そんなとき
「他人の目、他者の目を意識するな」
「そうやってもがいている自分は正しい」という言葉を贈ります。
「君の涙は自分と、自分の人生に真剣に向き合っている証拠なのだ」と。著者自身も若いころ、そうだったのです。
「自分と向き合い、悩みなさい。そして、どんな瞬間においても、自分のことを信じなさい」
「人生の価値は、自分が自分をどれほど信じたかで、決まると思う。
だから、何があっても自分に対する絶対的な信頼を失わないことだ。絶対不可侵領域としての自己を確立し、どんな状況でもそれを貫くことだ」
著者の熱い言葉が、体に染みこみずっと心の中にあふれていきます。
この本は年齢を問いません。青春の志にあふれる方には是非読んでいただきたい1冊です。
著者プロフィール
ジョン・キム
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科特任准教授。韓国生まれ。日本に国費留学。米インディアナ大学博士課程単位取得退学。中央大学博士号取得(総合政策博士)。
2004年より、慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構助教授、2009年より現職。英オックスフォード大学客員上席研究員、ドイツ連邦防衛大学研究員(ポスドク)、ハーバード大学法科大学院visitin scholar等を歴任。
アジア、アメリカ、ヨーロッパ等、3 大陸5 ヵ国を渡り歩いた経験から生まれた独自の哲学と生き方論が支持を集める。本書は、著者が家族同様に大切な存在と考えるゼミ生の卒業へのはなむけとして毎年語っている、キムゼミ最終講義『贈る言葉』が原点となっている。この『贈る言葉』とは、将来に対する漠然とした不安を抱くゼミ生達が、今この瞬間から内面的な革命を起こし、人生を支える真の自由を手に入れるための考え方や行動指針を提示したものである。
Twitter:@kimkeio
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(デジタル版では、プリント版と内容が一部異なる場合があります。また、著作権等の問題で一部ページが掲載されない場合があることを、あらかじめご了承ください。)