目次

プロローグ　なぜ、部下が育たないのか？

プレーヤーからマネジャーになるために
「どうしてできない？」から「どうすればできるようになるのか？」へ発想を変える
ゆとり世代をどう育てる？
できる部下に頼ってはいけない

１章　「できない人」の理由は２つだけ

「私のマネをして」は伝わらない
部下ができない理由は２つだけ
部下の「やる気」に期待してはいけない
「育成」のヒントは具体的な行動の中にある
「伝える」ために必須の「行動の分解」
あなたの仕事の行動分解をしてみよう
業績に直結する重要行動、ピンポイント行動とは？
ピンポイント行動の抜き出し方

２章　あなたの「言葉」は伝わっているか？──正しく動いてもらう技術

「できるだけ早く」では伝わらない
誰が聞いても同じように理解できる「行動の言葉」に
かっこいいスローガンより〝共通言語化〟を
大事なことは繰り返し、くどいくらいに伝える
「良い行動」を繰り返すためにチェックリストを活用する
チェックリストのつくり方
「できる」レベルを徐々に上げていく

３章　「良い行動」を繰り返すには？──正しく続けてもらう技術

「結果」の力が人を動かす
良い行動を繰り返して習慣にする
悪い結果が「良い行動」を減らしてしまう
「ポジティブ」「すぐに」「確か」なフィードバックが良い行動を繰り返させる
１人ひとりの「動機付け条件」を知れば、１つ上の褒め方ができる
動機付け条件をつかむために思い込みを排した観察を
求めているもの、喜ぶものはみんな違う
ポイントカードでゲーム性を
小さなゴールで達成感というプレゼントを
現場マネジャーこそ、スモールゴールの設定に適任
「感謝上手」な上司になろう

４章　部下を伸ばす３つのスキルと４つのツール

最初と最後を明確にする「挨拶の力」──スキルその１
優先順位より「劣後順位」──スキルその２
仕事ができるマネジャーは失敗談を話す──スキルその３
チャートで現状を示す──ツールその１
積算グラフでモチベーションを上げる──ツールその２
仕事の時間割をつける──ツールその３
コミュニケーション回数を測定表に──ツールその４

５章　人を動かす「褒め方・叱り方」

「褒め・褒められ」ギャップを認識しよう
すぐにもれなく褒める
行動を具体的に褒める
「叱ったら辞められそうでなにも言えない」人へ
４つ褒めて１つ叱る
結果を叱らず行動を叱る
「事実」を叱り、「人間」を批判しない
叱ったらフォローする

６章　チームとして成長していくには？

チームに一体感をつくり出すには？
いまのチームがすべて
できる人を上手にマネさせよう
個人よりも先にチームを褒める
個人同士を競わせない、競わせるならグループ単位で
リーダーは、常にオープンに公正に
チームでできるコーピング

エピローグ　行動科学で自分自身もケアしよう

そもそも自分のことで精一杯！
すり減らないために、勉強を続けよう
自分の仕事を分解して整理しよう
仕事は３つに分けて劣後順位で捨てていく
デスク周りを快適にする、置き場所の定位置化
自分にＰＳＴ効果のご褒美を

おわりに

著者

石田　淳（いしだ・じゅん）
社団法人行動科学マネジメント研究所所長。社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事。株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長兼最高経営責任者。米国行動分析学会 ABAI（Association for Behavior Analysis International）会員。日本行動分析学会会員。日本ペンクラブ会員。日経BP主催『課長塾』講師。
米国のビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジ。「行動科学マネジメント」として確立。その実績が認められ、日本で初めて組織行動の安全保持を目的として設立された社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事に就任。
趣味はトライアスロン＆マラソン。2012年4月にはサハラ砂漠250kmマラソンに挑戦、完走を果たす。
著書に、『教える技術』『図解・教える技術』（かんき出版）、『会社を辞めるのは「あと1年」待ちなさい！』（マガジンハウス）、『組織が大きく変わる最高の報酬』（日本能率協会マネジメントセンター）、『３日で営業組織が劇的に変わる行動科学マネジメント』（インフォレスト出版）、『組織行動セーフティマネジメント』『短期間で組織が変わる行動科学マネジメント』（ダイヤモンド社）などがある。
株式会社ウィルPMインターナショナルHP：http://www.will-pm.jp/
社団法人組織行動セーフティマネジメント協会HP： http://behavior-based-safety.org/
石田淳ブログhttp://www.will-pm.jp/blog/