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口紅は男に売り込め!

有名ブランド再生人の非常識な3原則

  • 紙版
  • 電子版

口紅は男に売り込め!

有名ブランド再生人の非常識な3原則

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 高倉豊 著
  • 定価:1650円(本体1500円+税10%)
  • 発行年月:2012年06月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:240
  • ISBN:978-4-478-01701-2

内容紹介

23年間、“外資トップ”として、計5社をV字回復させてきた非常識なマーケティング法を紹介。 「①ライバルは見ない、②現場は見ない、③ロジカルに考ない」というやり方で、どのように 「日本一売れた香水」「男が買った口紅」を生んだのか?

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

どんな状況からでも逆転できる
 「モノなし・カネなし・ヒトなし」でも工夫次第で何とかなる
 40歳、未経験で外資系ブランドのトップに
 人生を変えた上司からの一言

どんなブランドでも再生できる
 特別な才能があったわけではない
 高倉流:ブランド再生法

1章 ライバルは見ない────過多な情報を捨てると、本質が見えてくる

常にゼロベースに立ち戻る
 人は一度知ってしまうと忘れられない
 斬新な企画は、他社研究しても生まれない
 ゼロから始めるほうが、より本質に近づける

成功は努力してでも忘れろ!
 過去の実績は弊害になる
 危機意識を持とう
 「人と違う」が価値になる

愛着なんて捨ててしまえ
 「こんな商品は売れない」から始める
 自分の好みから切り離して考える

定説は信じない
 まずは「本当にそうなのか?」
 「絶対」という言葉ほど気をつける
 常識を疑うようになった、スキーでの経験
 物事には、プラス・マイナスがある

突破口は必ず見つかる
 材料は「有限」のほうがいい
 ブリコラージュとは
 横石さんの奮闘は、ブリコラージュの好例
 ブリコラージュを試してみよう
 制限があるからこそ、飛躍できる

売れているように見せる
 時計ブランド「ウブロ」との出会い
 あえて店舗数を絞る
 ブランドに勢いをつける
 セルアウト重視に変更

ティッピングポイントを狙う
 粘り強く、ブランドの個性をアピール
 小さなコップを1つ探し、溢れさせる
 「嫌い」が「好き」に反転する瞬間
 媒体は広げず、一誌に集中

大きなマーケットに照準を
 ターゲットを広げるには
 最終ターゲットは地方の経営者
 大きなマーケットから1%を

2章 現場は見ない────「今」の延長ではない道に、未来のビジョンがある

売れていない現場に答えはない
 目先より本質を考える
 ブレストは大胆な視点を生むチャンス
 女性の心をつかんだスキンケア・アナライザー
 「開き直り」がアイデアの源泉

1に初速、2に初速
 新聞に「渋谷の西武限定」の広告を

引き際は数字で判断
 ブランド全体の利益を見る

衝動買いをどうつくるか
 現在のマーケティングは心理戦
 「ユニセックス」という香りを提案
 まわりを、あっと言わせたい!

トレンドは追わない
 時代の風を読む
 50代向けのブランドを20代に売る
 シスレーの売り場に若い女性客が増えた!
 30位から15位のブランドに成長

晴天の日こそ雨傘の用意を
 ロクシタン快進撃の秘密

3章 ロジカルに考えない────「何かいいな」の先に答えがある

ひらめきの力を信じよう
 「アブダクション」という第3の思考法

まずは目標の再確認から
 目標の難易度で解決策も変わる

「脳内ホワイトボード」を活用する
 まずは情報をランダムに並べる
 「1+1=2」と考えない

偶然を必然に変える
 百貨店に売り場を確保したい!
 脳内で「バチバチバチッ!」

戦略と戦術は同時に立てる
 プランは実行できなければ意味がない
 「朝令暮改」でOK
 プチサンボンはこうしてヒットした

検証はシビアに、具体的に
 成功率を上げるための最後の詰め
 目標設定から検証までの5つのプロセス

ひらめきは過去の経験×情報
 子どもが水たまりを跳び越せるのと一緒
 ひらめきは「とっさ力」

0.1秒で反応する訓練
 直感力は集中力から
 蚤の市で判断力を磨く

自分をマーケティングしてみる
 アイデアは、まず自分を知ることから
 時には、妄想で終わることも
仮説はなるべく大胆に
 最初から100%を目指さない
 ひとりで勝手に「仮説ごっこ」

企画書は早く書く
 検証の時間を多めにとる
 何度も何度も書き直す
 「高倉流:問題解決法」まとめ

おわりに

プチサクセスの積み重ねが自信になる
 人はいきなりエレベストには登れない
 プチサクセスで勝ちグセをつける
 この本の内容も疑って欲しい





著者

高倉豊(たかくら・ゆたか)
前ウブロ・ジャパン代表取締役
1948年、兵庫県生まれ。自由学園男子最高学部を卒業後、1970年に博報堂に入社。入社5年目から、中東&欧州に計11年間に滞在。39歳で博報堂を退社。
翌年40歳の時、未経験業界の外資系高級化粧品メーカー、パルファム・ジバンシイの日本法人トップに抜擢される。以降、イヴ・サンローラン・パルファンやシスレーの日本法人、外資系高級時計メーカーのタグホイヤーやウブロの日本法人、計5社の外資トップを20年間務める。その間、次々と自社の業績を回復させ、「ブランド再生人」として業界で有名になる。
輸入フレグランスの販売高で1994年に1位となった「プチサンボン」を送り出し、ライトフレグランス市場をつくる。最後に就任したウブロでは、5年間で売上を3倍にし、憧れの時計ブランドへと成長させる。2011年6月末、ウブロ社長を辞任。現在は、ブランド再生アドバイザーとして活躍するかたわら、執筆・講演活動を行っている。本書が初の著書となる。

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