50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか?
50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか?
書籍情報
- 林 總 著
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2012年10月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:232
- ISBN:978-4-478-01629-9
内容紹介
赤字続きのファミレス不採算店に、全国チェーンの強力ライバルが襲いかかる。閉店か、はたまた存続か? 頼りない店長に代わり、改革のリーダーに指名されたのは女子大生アルバイトのヒカリ。だが、残された時間はあとわずか。果たしてヒカリは、赤字店舗を儲かるお店に変えられるのか? 閉鎖の危機から救えるのか?
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目次
Prologue ファミレス戦争勃発!?
カッパーズ出店戦略会議にて
Part 1 ヒカリのクラークシップはじまる 大切なのは現場での経験
東京経営大学 安曇研究室
ロミーズ本社にて
千の端店でアルバイトはじまる
シフト表の説明
お店が最も混むピークタイム
Part 2 決算書はトップシークレット 損益計算書には利害関係者が並んでいる
24カ月連続赤字!
早急にアルバイトの削減に着手すること
ヒカリの決断
クラークシップ延長へ(@安曇研究室)
赤字の意味
損益計算書には利害関係者が並んでいる
変動費と固定費
Part 3 女性はなぜ、高価なトリュフを買うのか? 限界利益は会社が創った付加価値
人員整理とバイト代の一律カット
有楽町の有名スイーツ店
Part 4 アクションプランはノウハウの固まりだった 赤字会社を黒字化する方法
アクションプラン、固まる(@ロミーズ本社)
CVP図で利益計画も思いのまま
店長がしかけたワナ(@千の端店)
アクションプランに隠された意図
Part 5 決算書だけでは、真実はわからない バランススコアカードの4つの視点
店の雰囲気が悪くなる
オーケストラの指揮者
決算書は過去の結果に過ぎない
バランススコアカードの4つの視点
Part 6 お客様の声は天の声 “顧客の視点”で仕事を見直す
売上が激減、赤字が膨らむ
商店街のアンケートボックス
イヤがる真奈美を説得
予想以上に厳しい評価
人気メニューを売れば売上アップ(@経営企画室)
Part 7 キッチンには宝が埋まっている 業務プロセスを見直す
小さな光が見えてきた
となりのビルにカッパーズが出店!?
日暮里の寿司屋にて
生産性を向上せよ
コストの削減
資産の活用
在庫の回転速度を速める
本日のおさらい
キッチンは宝の山
Part 8 50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか? 学習と成長の視点
ロミーズ社長室
未解決の課題
赤坂の中華料理店
お客は何のために店に足を運ぶのか
社長のエゴでやめるにやめられない商品
学習と成長の視点
Part 9 逆転の発想がロミーズを救う 個人の力を結集してチームで乗り切る
ロミーズ店長会議
店長たちの反乱
アクションプランは間違いだった
ピザ窯をどうするか
赤字だけど儲かる季節メニュー
捨てる食材をなくす
サラダバーを固定費に
杏仁豆腐はこまめに売れる分だけ仕入れる
Part 10 千の端店に奇跡が起きた! 33カ月ぶりの黒字達成、そしてー
ロミーズが息を吹き返した
1月15日 カッパーズ開店
カッパーズ役員会
Epilogue 最後のレクチャー
高級フレンチでのクラークシップ修了祝い
あとがき
著者
林 總(はやし・あつむ)
公認会計士、税理士、LEC会計大学院教授(管理会計事例)。
1974年中央大学商学部会計科卒業。外資系会計事務所、監査法人勤務を経て独立。経営コンサルティング、執筆、講演活動などを行っている。
主な著書に、ベストセラーとなった『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』『美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか?』『コハダは大トロより、なぜ儲かるのか?』『[新版]わかる! 管理会計』(以上、ダイヤモンド社)、『ドラッカーと会計の話しをしよう』(中経出版)、『会計物語 会計課長団達也が行く』(日経BP社)、『貯まる生活』(文藝春秋)などがある。
ホームページhttp://www.atumu.com/