ロードバイク熱中生活
自転車でどこまで走れるか
ロードバイク熱中生活
自転車でどこまで走れるか
書籍情報
- 下野康史 著
- 定価:1540円(本体1400円+税10%)
- 発行年月:2011年06月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:208
- ISBN:978-4-478-01624-4
内容紹介
気鋭の自動車評論家はなぜ、自転車にのめりこんだのか。禁煙と肥満予防のために始めたスポーツ自転車=ロードバイク。いいモノを所有し、操る魅力は自動車も自転車も変わらない!しかし、こちらが頼れるるエンジンは自分の足。ご近所散策から日本横断レースまで、走りに走り抜いた著者が教える、ロードバイクにのめり込む方
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目次
はじめに
第1章 ぼくが自転車にハマったわけ
自転車へGO!
不倫のお相手は自転車で/〝クルマ好き〟だからこそ/自転車生活は郊外がいい
自転車、ナンボのもん?
クルマよりは安いけど/偉大なのは人間エンジン/他人が見たらどれも「チャリンコ」
心臓にタコメーターをつけた理由
心拍計を見ることが楽しい/人間エンジンの回転数を知る
ポルシェバイクのこと
神風を呼ぶポルシェ/自分好みに改造/コンパクト・ドライブという福音
男は黙って固定ギア
町乗りで使えるトラックレーサー/フレームの微妙な違い/日常使いできるギア比
コワイ、楽しい、潔い
原始機構がオモシロイ/常に足を回していることになる/「バックを踏む」という不思議
固定ギア後日談
乗りすぎて本当のビョーキになる/濃密なこぐ楽しみ
第2章 自転車生活へようこそ
「車道」か「歩道」か
車道をうまく走るコツ/歩道を走ることもある
「スピードメーター」について
自転車趣味人とそうでない人/競輪場でタイムトライアル
自転車と痛み
使えばすり減るカラダ/痛くないお尻をつくる
「すね毛」は剃るべき?
カッコで走るのが自転車の世界/自分の〝足エンジン〟を魅せる
「ドロップハンドル」の魅力
ロードバイクがカッコいいワケ/前傾姿勢に身が引き締まる/うまく巻けたときの快感
「チューブラータイヤ」と「WOタイヤ」
タイヤにおけるふたつの流派/ノリでペタっと貼りつける/初心者はWOがおすすめ
「ビンディングペダル」とふつうのペダル
右も左もわからないころ/利点は「引き脚」が使えること
第3章 自転車でどこまで走れるか
イトイガワ・オン・マイ・マインド
もっとも過酷な自転車イベント/日本の分水嶺を足で越える/本州横断ルートのご案内/完走のごほうびは
坂バカ日誌
日本は8割が山/携帯酸素を持参する/3000人の本番ホルモン/山頂は満員電車
サディスティック佐渡
大佐渡を横断する/アドベンチャー激坂
100㎞走れる電チャリ
電動アシスト・ツーリング車/健脚を控えめにアシスト/むかしとったキネヅカ・オヤジに
神田川の源流を訪ねて
初心者は川を下れ/隅田川の流れ込みから出発/三面張り水路の絶景/巨大地下貯水池にもぐる/ついに源流を発見
往年の名レーサーと走った
自動車人の自転車仲間/鈍行のゆっくりツーリング/いいオトシだが、健脚
第4章 自転車百花繚乱
究極の〝木製〟自転車
船材からつくられる快適バイク/こぎ出しの軽さに驚愕/直線でガシガシこいでみる
電気仕掛けの変速機
別府史之が開発した/ギアチェンジの快音/これがピナレロの王子さまか
脚力で都心を流す「ベロタクシー」
環境負荷のない移動手段/お客で乗るのがイチバン
旅に出たくなる自転車
ローディ、旅行者に追い抜かれる/日本一周できる気がする/グレートライダー限定
「リカンベント」を知ってるか
またがらない自転車/上を向いて走ろう/フラットな道だけ走りたい
驚きのタンデム自転車
地域限定/2本のチェーンと4本のペダル/後ろは景色が全然見えない
そろりそろりトライアルバイク
乗りこなす姿にひとめ惚れ/スローに「歩く」ためのギア比
ミニチャリにハマッたワケ
コインロッカーに入る自転車/自分好みにカスタマイズ/穏健派ポタリングマシン
自転車自動車
急増する自転車族/だから、スマートはやめられない
やっぱりカラダがエンジン
あなたの知らない不安な病気/イトイガワ逆食ブルース
おわりに
解説 永江朗
著者
下野康史 (かばた・やすし)
1955年、東京都に生まれる。立教大学社会学部卒業。自動車専門誌『CAR GRAPHIC』『NAVI』の編集部員を経て、88年にフリーランスに。独特の自動車評価眼と愉快な筆致により、幅広い年齢層から支持されている自動車ライター。近年では、自転車に関する取材・執筆も多い。著書には『図説 絶版自動車』『新説 軽快小型車』(講談社)、『イッキ乗り—いま人間は、どんな運転をしているのか?』(二玄社)などがある。