新しい自分に目覚める4つの質問
ストレスや苦しみから自由になれる「問いかけ」の力
新しい自分に目覚める4つの質問
ストレスや苦しみから自由になれる「問いかけ」の力
書籍情報
- バイロン・ケイティ:著 ティム・マクリーン/高岡よし子:訳
- 定価:1980円(本体1800円+税10%)
- 発行年月:2013年07月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:294
- ISBN:978-4-478-00492-0
内容紹介
全米ベストセラー『ザ・ワーク』の続編。世界31言語でセッションが行われ、数百万人の心を救ったと言われる「ワーク」。本書はケイティが公開セッションで語ったり動画として公開したり、執筆したものの中から、特に役立ったという声が寄せられた言葉をテーマ別に再編集、どこから読んでもヒントが得られる。
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目次
訳者まえがき 日本の読者の皆さんへ
はじめに
ワークについて
考えを紙に書き留める
4つの質問と「置き換え」
第1章 人間関係
──パートナー、恋人、友人などとの関係をとらえ直す
事例1「彼女は僕を幸せにするべきだ」──それは本当でしょうか?
答えはあなたの中に/愛は何も求めない/共感を欲するたびに /パートナーは最高の先生/
相手に怒りを感じる時/自分をまったく無防備な状態に置いてみる/私の愛は「私の領域」/
相手が自分を理解してくれない時/現実と闘うと、心に痛みを感じる/
あなたが共にいる人を愛することができれば、自分を愛することになる/
あなたは愛されない存在?/「恐れ」から行動していませんか?/相手の欠点をどう受けとめるか/
思いやりのない相手との関係に悩む人へ/私たちは人に執着しているのではなく、考えに執着している/
自分を認めてもらおうとしない/夫婦であっても、相手の問題は「私の」問題ではない/
自分のことを愛してほしいとパートナーに望む時/夫の承認を求めるのは、思いやりのないこと/
相手に求めるのをやめれば、愛することができる/微笑みをたやさず、いつも自由だとしたら……/
私があなたを愛することに、あなたは何の関わりもない/自分自身の被害者にならないで/
愛はあなたの本質/本当の愛とは、互いのストーリーを気に入ることではない/
あなた自身を愛することから……/人から愛を求めるのは、苦しいこと/
誰かに傷つけられたと感じたら……/感謝を生きる/勝つことは負けること、負けることは勝つこと/
「愛を失う」という選択肢はない/夫とうまくいかない妻へ/真の友人とは?/
あなたから離れることができるのは、あなただけ/一緒に暮らした相手が出て行ってしまった女性に/
妻の恋愛を知った夫は……/人が、あなたを失望させることはできない/
人から幸せをもらうことはできない/「思いやり」と「痛み」/ストーリーがなければ自然に動く/
いつもパートナーを求めている人へ/夫に自分を愛してほしいと望む女性へ/
ワークをする必要があるのは自分/パートナーに去られた人へ/自分を愛せないと苦しむ人へ/
いい人間関係を築くには?/ストーリーがなければ、あなたは自由になる/離婚に悩む女性へ/
どこまで付き合いを深めるべきか、迷っている人へ/愛は何も拒まない/
私たちはすでに、すべてをもっている
第2章 親子関係
──難しい関係に新しい視点をもたらす
事例2「お母さんは支配的だ」──それは本当でしょうか?
親は問題ではない/たとえ不愉快なことでも……/母親に愛されなかった女性へ/子の幸せを願う親へ/
子供を愛せないと悩む親へ/親の干渉に悩まされている人へ/親は子供に認めてもらうことはできない/
「幼い子供にワークが理解できるでしょうか?」/子供の話を、ただ聞いてほしい/
夫が子供の面倒を見ない、と不満な妻に/私は喜びそのもの/
夫がパソコンに夢中で家族と過ごさない、と困っている女性に/私がかつて信じていた宗教/
誰もあなたの言うことを聞かない/子供に大嫌いと言われたら?/血縁上の母親にとらわれないで/
子供に「お母さんのバカ!」と言われたら……/
親から与えてもらいたいと思ったことを、自分自身に与えることができるでしょうか?/
自分が自分の母親になる/母親からの愛情を感じられない人に/求めているものを母親から得られない時/
母親と意見が異なる時/苦しんでいる息子を助けたい母親へ/母親との葛藤を抱える人へ/
お母さんにしてほしいことをリストアップしましょう。そして……/シングル・ファーザーへ/
家族の中の駆け引きが、よりよい関わり方に変わる/子供に自分のことを愛してほしい時/
子供にアドバイスを求められたら……/問題が始まるのも終わるのもあなたから/
離れて暮らす子供から電話ひとつないと嘆く親へ/子供たちに感謝がないと腹を立てている親へ/
子供に暴力をふるったことを後悔している親へ/子供の領域に入り込まない/
「子供にアドバイスしないのですか?」/娘が自殺した親へ/
自分自身から学ぶことで、賢明な「教える人」となる/自分の存在が、幸せそのものであることを感じる/
私の問題に責任があるのは、私/私の娘が荒れていた頃/彼らの苦しみは「彼ら」の領域/
親と対立する子供へ/自分の子供とのワーク/自分の親とのワーク/亡くなった親に対するワーク/
子供が問題なのではない、私こそが問題/原因と結果の法則/
ワークに取り組むことで、初めて親のことを知る/親が自分を認めてくれない、と悩む人に/
自分自身への「置き換え」を生きる/家族の信頼を得る/愛は傍観しない/今日からは、自分自身のことを/
ただ、愛をもって見守る/子を亡くした親へ/死についてのストーリーの奥にあるもの/
愛していることを認める/そこにいたのは、親に見せかけた「神」/子供に対する執着とは?/
親の心が静かになれば……/すべてはあなた次第
第3章 仕事とお金にまつわるストレスを減らす
事例3「あなたにはもっとお金が必要だ」──それは本当でしょうか?
変える必要があるのは、私たちの考えだけ/お金に執着しなくなると、お金があなたを見つける/
あなたの本当の仕事とは?/望みは自由であること/なぜ物に執着するのか?/仕事に頼らない/
お金を介在させずに、ただ喜びを感じる/自分の財産を安全に守りたい人に/お金は空気のようなもの!?/
働きたいと思って働いてきた/「貧富」は、あなた自身の頭の中に/
あなたはお金をコントロールしているわけではない/執着しているのはビリーフだけ/
「その時」が来ることはない/お金は何もせず、そこにあるだけ/
目指している職業があるのに、うまくいかない人へ/仕事で認められたい人に/転職を迷っている人に/
「成功」したい人へ/仕事が辛い人へ/アシスタントに不満なのに解雇できない重役/あなたの恐れは……/
物を売るために唯一重要なスキルとは/何についても気にかける必要はない/お金を必要としていますか?/
失業の不安を抱える人に/子供にお金をあげたのに感謝されないと嘆く人へ/お金を失った人に/
夫が事業に失敗した妻へ/部下を解雇すべきか迷っている経営者に/経営者の心が明確であれば……/
人は間違いを冒すべきではない?/あなたがもつべきお金は?/豊かさとは?/
人生の喜びは、執着からの解放/今、幸せになるのは簡単/考えを片づければオフィスも片づく/
人生は心の中にある
第4章 生老病死
──老いや病、死をどう受けとめるか
事例4「僕は死を受け入れることができない」──それは本当でしょうか?
現実は常に優しい/常に現実に対して「イエス」と答える/私の苦しみは体のせいではない/
体は「私の領域」ではない/体は頭にしたがう/あなたにとっての「正常」とは?/今のあるがままで/
未来から解放されれば、自由になれる/考えに対する執着が問題/
体のことは忘れて、できることに取り組みましょう/自分の容姿が気になる人に/意識には制限がない/
肩痛に苦しむ人に/痛みは素敵な訪問者/体にいい食べ物を家族に食べさせたいのに……/
「神話」やストーリーがなければ……/健康法もビリーフになり得る/飲酒について/
私たちは「今、ここ」で幸せになれる/痛みは過去のストーリー/例えば交通事故で足を失ったら……/
病気とスピリチュアリティ/何が起きても「いい知らせ」/体が危機状態に陥った時/
「こうあるべき」と考えた時、私は「私の領域」から離れる/癌を告知された人に/
ストーリーなしに腫瘍を見る/不眠に苦しんでいる人へ/現実を愛する人は、あらゆるものを楽しみにする/
太りすぎを気に病む人へ/事故で腕を失った人へ/本当のあなたは生も死も超えている/
死に対する恐れとは?/どんな現実も愛するということ/死の床にあって幸せを感じた人たち/
死は自分だけでやり遂げる/意識が死ぬことはない/最愛の夫を亡くした女性のワーク/母を看取って……/
死に対するワーク/失うものは何もない/目覚めた意識として、たえず生まれ変わる
第5章 気づきを生きる
事例5「企業は思いやりがない」──それは本当でしょうか?
苦しみを抱えているあなたに/ワークは常に、本来の私たちに戻してくれる/
ストレスの感覚が教えてくれること/現実は変えることができない/
あなたを「あるがまま」から切り離すもの/不快な感情は、優しい目覚まし時計のようなもの/
素晴らしいあなたに戻るには?/心の痛みは贈り物/かつては悪夢だった考えが、今はただ興味深い/
自分は誰の領域にいるか?/それは自分を愛するということ/あるがままに愛する/
世界はあなたの思考の鏡像/あなたは自分で呼吸していますか?/決断できない人へ/
死の床にあったとしても……/問いかけは、自分へ戻る道/「至福」も「日常」も同等/
何があっても、私たちには常に得るものがある/すべてOK/愛を通じてつながる/何かが終わる時/
思考が心の中にくつろぐ時/起こることをコントロールすることはできない/
人の痛みを感じることはできない/自分の考えに「友」として出会う/
自分の心の内側に入っていき、目を向け、理解をもって受けとめる/何も決める必要はない/
「私」が生まれるまで、世界は存在しない/
あるがままの現実を愛すれば、生きることはとてもシンプルになる/愛と理解だけがあなたを癒す/
ストーリーから自由になる/ワークを行う時は真実や自由を愛する気持ちで/
ストーリーがなければ、楽に動ける/あらゆる「なぜ」や「いつ」や「どこ」が私たちを手放してくれる時/
すべての恐れは、愛への恐れ/ただ、自分自身のことを聴く/
過去のストーリーについて1番好きなところは、もう終わったということ/
「頭の中の静けさ」はすでにある/赦すべきものは何もない/あらゆるものはひとつ/意識として生きる
ワークのやり方
訳者あとがき
著者
バイロン・ケイティ(Byron Katie)
1986年に「現実に目覚める」体験をして以来、世界31言語、数百万もの人々にワークを紹介。公開イベントの他、ビジネス、大学、学校、教会、刑務所、病院などで活動している。著書に、全米ベストセラーの『ザ・ワーク』(ダイヤモンド社)、『探すのをやめたとき 愛は見つかる』(創元社)など。
ウェブサイトwww.thework.com/nihongo
訳者
ティム・マクリーン(Tim McLean)
有限会社シープラスエフ研究所代表取締役。バイロン・ケイティ・ワーク公認ファシリテーター。エニアグラム研究所公認講師。かいクリニック顧問。テンプル大学大学院修士課程修了。
高岡よし子(たかおか・よしこ)
有限会社シープラスエフ研究所取締役。バイロン・ケイティ・ワーク「スクール」修了。エニアグラム研究所認定ファシリテーター。かいクリニック顧問。国際基督教大学卒。
訳者2人の共著に、『エニアグラム 自分のことがわかる本』(マガジンハウス)、共監訳に『ザ・ワーク』(ダイヤモンド社)、共訳に『エニアグラム あなたを知る9つのタイプ』(角川書店)他。ウェブサイト www.transpersonal.co.jp